CDに録音された幽霊の声

レコードに入ったあの声は?霊の声が増殖してゆく怪

42歳 自営業 男性 たつさんの心霊体験

これは僕が高校生だった頃の恐怖体験です。

オリコンのヒットチャートが好きだった学生時代

僕はその頃音楽を聴くのが好きで、オリコンのヒットチャートのベスト10に入るような曲は軒並み手を付けていました。

僕は広島県の広島市安佐南区にある自宅から高校まで、片道一時間くらいかかる距離を自転車で通っていました。

最寄りにモノレールやバスもあったけど、ワリと体育会系の僕は電車やバスの中で揺られながらじっとしてるより体を動かす方が好きなんです。

そんな僕にはある楽しみがありました。

それは通学路の途中にあるレンタルショップでCDを借りることでした。

学校の帰りにその店に寄って前の日に借りたCDを返し、そしてまた新しいCDを借りて帰るんです。

そして借りたらその曲を必ずカセットテープにダビングしてから返す・・・というのが僕の日課でした。

ある女性シンガーの音楽に入った霊の声

そんなある日のこと、僕はいつものように寝る前に音楽を掛けて部屋を暗くし、布団の中でそれを聴いていました。

その頃僕がよく聴いていた女性シンガーのアルバムの中の曲で、遠く離れてる恋人への想いを歌った、もの悲しいバラード調の曲がありました。

その曲の一番がちょうど終わりに差し掛かろうとした時に、何か変な音が耳に入ってきて違和感を感じたんです。

はじめは音飛びかと思いました。

ダビングしているときにたまに運悪くCDが音飛びしてしまうとその状態のまま録音されてしまうんです。

僕は部屋の灯りを点け、その“違和感”を確かめるためにテープを巻き戻しました。

もう一度聴いてみるとその“違和感”が音飛びではないことがわかりました。

なんだかノイズのように聴こえました。

その女性シンガーの声を遮るようにして入っているんです。

よくわからなかったのでもう一度聴いてみました。

“すぅぐぅに…逢いに…行きたぁ…い…”
↑↑↑
「それ」はちょうどこの部分に入ってました。

声!?!?
もう一度巻き戻して、今度はスピーカーに直接耳をくっ付けながら聴いてみました。

確かに声だ、間違いない!

それも何か機械のようにまるで生気の無いヒトの声……男女の性別すら判別できません。

僕はその「声」がスピーカーにくっ付けていた耳にもろに入ってきたので思わず声をあげ、仰け反りそうになりました。

それから何度も何度もテープを巻き戻してその声を聴きました。

「ぁぁあああん…」

うめき声とも泣き声とも取れないなんだか得体の知れない気味の悪い声です。

けれど何かおかしい…

こんなにはっきりと聴こえるのに何で今まで気付かなかったのか……
(※借りたばかりではない)

ダビングした後に入ったんだろうか……!?

いや、それはありえない。

なぜならこのステレオはCDに入ってる音のみを直接録音する仕組みになっているのだから。

だから音量を0にしても録音できる。

すなわち録音中に外部の音が入るなんてありえないんです。

……とすればこのアルバム自体にその声が吹き込まれていたことになる。

きっとそうだ。それしか考えられない。

CDに奇妙な声が吹き込まれているとかそういう話は聞いたことがある。

じゃあこのアルバムはきっと巷でもそこそこ話題になってる「問題作」なんだろう。すごいのに当たったなぁ…なんて思いながら翌日、僕は念のためもう一度そのアルバムを借りてみました。

入っているはずの声が無い!!

ところが、いざそのCDを聴いてみるとそこに入っているはずの声が入ってないんです。
何度も確かめてみたけど何の違和感もありませんでした。
と…言うことは……
あの声は……!?

なんだか急に背筋がゾッとしてくるのを感じました。そぐさま僕はヤニワにそのテープをビニールの中に入れ、そのまま押し入れの奥に押し込み封印しました。

そんなテープが部屋にあること自体気味悪く思えたけど、捨てることにもなんとなく抵抗があったんです。

それから長い年月が経ち、僕はそんな出来事があったことすら記憶から消えかけていました。

知り合いと話の成り行きで怖い話話をしていた時に僕は咄嗟にそのテープのことを思い出し、この話をしたんです。

するとその人が実際にそのテープの声を聴いてみたいと頼むので、家に帰って長い間封印していたそのテープを取り出す為に天井近くにある押し入れの扉を開けた途端にカセットテープが一つ落ちてきました。

拾って見てみるとあのテープでした。

「確か奥の方にしまったはずだったけどなぁ…」

と不可解に思いながらもいつぞやに聴いたテープの“あの声”を再び確かめるべく再生していました。

“すぅぐぅに…逢いに…行きたぁ…い…
よぉ…るをとぉ…びこえ…て…”

ありました!

その声はあの時のまま入ってました。

何度聴いても気味の悪い声だ…

声が増えている・・ということは?

とか思いながらそのまま曲を聴いていると、曲の二番にもなんとあの声が聴こえてきたんです!

増えてる?!!

その事実を知り合いに話しても信じてもらえなかったんですが、二番目の声は確かに以前は入ってなかったんです!

あれだけ衝撃を受けた出来事だったので聴き落とすはずがありません。

だけど確かに声は増えている・・・僕の部屋で幽霊が録音をしている・・・。ということ?

この話は作り話ではありません。実話です。

実際に今でもそのテープは実家の僕の部屋の押し入れの奥に眠っています。

そのことがあって以来聴いていませんが…

この話を聞いて興味がある人はぜひ教えてください。

地の底から聴こえてくるようなあの声をあなたにも聴かせてあげますから。

テープやレコード、CDなど音響関係の記録媒体は、なぜか、霊の影響を受けてしまうことがあるんですよね。

また、ビデオテープなどの映像もそうです。そもそも、アナログ時代は、波長で音楽を録音していましたから、やはり、幽霊と波長がぴったり合うのでしょうか?

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恐怖体験の怖きゃん倶楽部
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by はむたろ on 恐怖体験の怖きゃん倶楽部

昔からレコードに謎の声がというのはよく聞く話ですね。やはりこういう話は実際の音声を聴いてみないと恐怖が伝わりにくいと感じました。