お台場の某商業施設で体験した戦慄の心霊体験とは

●歳 ● 女性 ●さん ●●で本当にあった怖い話

これは私が大学時代に体験した実話です。

怖い話を聞くのは好きだし、心霊の存在自体は何となく信じてはいても、自分自身は全く霊感などがないんです。

なので、実際に体験するとは思っていなかった為、本当にびっくりしたし、背筋が冷たくなった体験でした。

霊感のある家族や友人

私自身は小さい頃から特に霊感もないので、心霊等を見たことはありません。

ただ、なぜか周りに霊感のある人が多くて、祖母はすごく霊感が強くて小さい時からよく心霊を見ていたようです。

そんな祖母の血を引いているためか、母も勘が良かったり、叔父も少し霊感があるため、私自身も小さい時からよく心霊体験の話を聞いて育ちました。

そのため、自然に心霊はいるものだと認識はしていました。

小学生の時お世話になっていた先生や、大学時代の友人にも霊感のある人がいて、そういった人たちから話をよく聞いていたこともあり、見えないだけで心霊って日常の中によくいるんだな〜っという認識もありました。

そして、話を聞く度に自分は見えなくて良かったとも思っていたんです。

遊びにいったお台場の商業施設で

大学時代に霊感がある友人がいたとお話ししましたが、私の心霊体験はその友人と遊びに行った時の実話です。

クリスマス前くらいの時期でした。

お台場の某商業施設(※事務局で具体的な名前を消しました)があるかと思いますが、そこに大学の授業終わりに遊びに行こうとなり、遊びに行ったんです。

授業終わりで遊びに行ったので荷物も多く重たいので、某商業施設内のコインロッカーに荷物を預けて、夕方くらいから買い物をしていました。

初めは某商業施設で買い物をしていましたが、他にも色々みたいね!っと話して、ダイバーシティなどにも行ったりしていたので、すっかり遅くなってしまいました。

夕食を食べて荷物を取りに某商業施設に戻ったのは閉店間際の時間になってしまったんです。

本来なら入れないはずだったのに

閉店時間を把握していなかった為、ショップのシャッターがほとんど締まり、薄暗くなっている店内に焦って戻った私達は、荷物を預けたコインロッカーを探しました。

買い物中に見つけたコインロッカーに適当に荷物を入れてしまっていたため、コインロッカーの場所を何となくしか覚えていなくて、色々と探し回っていました。

ですが、なかなか預けたコインロッカーが見つからなくて、もしかしたら既にシャッターが閉まっているところにあるロッカーに預けちゃったかも…っと焦った私達は、閉まったシャッターに着いていた扉を開けてみたんです。

鍵がかかっているかと思って手をかけた扉はすんなりと開いて、なんと中に入れてしまいました。

非常灯の明かりしか灯っていない薄暗い店内でしたが、荷物が見つからないと帰れない私達は渋々中に入ってコインロッカーを探しに行ったんです。

2人でシャッター内に入ってしばらく歩いていると、誰もいないはずなのに何となく色んな方向からガタガタと音がしていました。

思えば、その時から友人は少し歩くスピードが早かったのですが、暗い店内に焦っているだけだと思っていました。

そのうち、シャッターの扉があまり見えなくなったくらいのタイミングで扉が開閉したような音がしました。さらに続けて足音のような音も聞こえたんです。

私は、もしかしたら見回りの人が来てしまったのかと思って焦って後ろを振り返りましたが、誰もいなかったんです。

私はホッとして、友人に「なんか音がした気がしたけど、気のせいだったね〜」っというと、友人も「うん…」と頷いてくれました。

でも、そこから友人の歩くスピードは小走りくらいの速さになり、さらに口数もどんどん減って行きました。

私は何をそんなに急いでいるのかわかりませんでしたが、変な物音もたくさん聞こえるし、暗いし、怖いのかな〜っと思い、見回りの人もいつ来るか分からない焦りもあったので黙ってついて行きました。

誘われていたのでしょうか…

やっと、シャッター内でコインロッカーを見つけましたが、結局そこには私たちの荷物はなく、そのまま来た道を戻ることになったんです。

ですが、そのままUターンして戻ろうとした私に、友人はなぜか「ちょっとこっち回ろう…」と少しだけ遠まわりさせました。

回る必要なんて全くない所をわざわざ回るように促した友人を変に思っていましたが、どんどん歩くスピードをあげて、どんどん無口になる友人に理由も聞けませんでした。

やっとシャッター内を出て、明るいところで友人をみると、冬だし寒いはずなのに、すごい汗を書いていて、顔色もかなり青白くビックリしました。

「何かあったの?体調悪いの?」っと何度も聞いたのですが、「大丈夫…」と何度も言われ、とりあえず再度荷物を探しに行きました。

あんなに預けた場所がわからなかったロッカーはその後すぐに見つかり、無事に荷物を回収出来ました。

2人で駅まで向かい、電車に乗ろうとしたのですが、友人が「ちょっとトイレいってくる…」と言ったので、待っていました。

暫くして、戻ってきた友人は少し顔色が良くなっていたので安心して、再度何があったのか聞いてみました。

実はシャッターの中に

しばらく話すことを躊躇っていた友人ですが、ぽつりぽつりと話してくれました。

なんと、シャッター内にはかなりの数の心霊がいたらしく、ガタガタと聞こえていた物音はその心霊たちのせいだったらしいんです。

ですが、それよりもハッキリ聞こえたドアの開閉音と足音の正体に戦慄しました。

あの音がなった時、私には何も見えませんでしたが、友人には血だらけのゾンビのような女の人が扉から入ってきて、こっち向かって歩いて来ているのがハッキリ見えていたそうです。

だから、焦って小走りになっていたそうなのですが、私を怖がらせては悪いと思い黙っていたようでした。

私がそのままUターンしようとした時に回り道させたのも、こちらに向かってきている女の霊を避けるためだったと教えてくれました。

そらに、その霊の姿があまりにも衝撃的で、トイレで吐いてしまったけど、吐いたら良くなったと友人は笑っていました。

幸いにも、沢山いた霊たちはどれもついてきたりしていないから大丈夫とも教えてくれましたが、今までそういった心霊体験をしたことのなかった私には、かなり衝撃の体験でした。

お台場は、元々江戸時代に砲台が設けられていたところ。もしかしたら人柱など不吉な事件があった可能性は否定できないですね。

龍由樹

実話の怖い話・みんなの怖い話の管理人です。日本全国に伝わる恐怖体験を日々収集しています。過去に事故物件に住んだ経験や愛犬の幽霊に出会った体験など霊感はないのですが、様々な体験を通して霊界に興味を持った一人です。

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