心霊現象の実話

霊能力がある私が体験したボーリング場の怪

31歳 事務職  女性 ネッコさん 神奈川県川崎市で起きた心霊体験

これは私が神奈川県川崎市にある某音楽大学へ入学した時に体験した実話です。

大学進学で上京した私は、大学斡旋のアパートの1階で一人暮らしをしていました。

霊感のある母から「あんたは霊感が強いからね。」と昔から言われていたのですが、幸い大した心霊現象にあったこともなく、どうせ母が話を面白くするためにでまかせを言っているのだろうと気にしていませんでした。

はじめての一人暮らしは都会にきたばかりの緊張感や寂しさもありましたが、何よりこれから始まる新生活に期待を膨らませていたように思います。

親睦会でボーリング場へいくことに

ある日、親睦会としてみんなでボーリングをしに行こうという話になり、最寄りのボーリング場に行くことになりました。

そのボーリング場は少し古い建物の1階と2階がゲームセンター、3階がボーリング場で通りに面した壁は足元から天井まで一面ガラス張りになっており、商店街を行き交う人たちを見下ろすことができます。

何グループかに分かれた私たちは一番ガラス窓に近い外側のレーンでゲームを行うことになりました。

2ゲームが終わった頃、さすがに疲れた私は全面がガラスの窓の前に立ち、ぼーっと休憩していました。

実は高所恐怖症の気があるのですが、その時は何故か吸い込まれるように直下の人混みを眺めたくなり、「人がゴミのようだなぁ」などとくだらないことを考えていたことを覚えています。

そのとき突然、

「落ちろ」

と耳元で声がしました。

びっくりしたものの、すぐにどうせ誰かのイタズラだろうと思い、
「もう、やめてよ〜!」と振り返りましたが誰もいません。

「え?今の誰?」と尋ねたのですが、誰も話しかけていないし、私のそばに近づいてもいないというのです。

その声は男とも女ともわからない声で、囁くよりもハッキリと耳に残っていました。

その夜に異変が起きる

多少の不快感は残ったものの、それ以上続けて大学デビューをオカルトキャラにしたくなかったため、気を取り直してそのまま親睦会を楽しみました。

その夜、帰宅した私は疲れのせいかベットに倒れこむとすぐに眠ってしまいました。

深夜2時頃でしょうか。ふっと目が覚め、横たわったまま部屋を見回し、

「あれ?電気消したっけ?」

と思った瞬間、バキンッという音ともに身体が動かなくなり、誰かが玄関から入ってくる気配がしました。

玄関から入るとすぐにキッチンがあり、寝室との間にはドアがあるため見えないのですが、明らかに誰かがいる!と直感しました。

怖くて目をつぶってしまいたいのに、何故かそのドアから目を話すことができません。どうか入ってこないで!!と泣きそうになりながら心の中で覚えている限りのお経を唱え続けました。

ラップ現象が起きる

何時間そうしていたのか分かりません。
その間もパキッ、ダンッ、電子音のようなピッという音が鳴り続けていましたが、最後に覚えているのは、ガシャンッッ!!という何かが割れるような音でした。

気がつくと朝になっており、なんだ夢だったかとほっとしつつも、恐る恐るキッチンへ続くドアを開くと、床に粉々になったマグカップが一つ散らばっていました。

食器を置いている戸棚は閉じたまま、引っ越してから一度も使っていないマグカップだったので、どう考えてもおかしいのです。
そのマグカップは子供の頃に母に買ってもらい、長年愛用していたものでした。

その後も

母にこの体験を話すと、「だからあんたは霊感が強いって言ったでしょ」と得意げに一蹴されてしまいました。

その後もこの部屋に住んでいる間に、番号表示のない通話履歴が残っていたり、ホラー映画を録画していたビデオが突然再生されるなど、度々不可思議な恐怖体験をしました。
あの声の主は誰だったのか、今でもあの部屋で何か不思議な現象が起きているのか、気になっています。

霊感が強い人は、やはり心霊と波長があってしまうようで、声が聞こえたりラップ現象にあってしまったりするようですね。

霊障がなければよいのですが・・・。

龍由樹

実話の怖い話・みんなの怖い話の管理人です。日本全国に伝わる恐怖体験を日々収集しています。過去に事故物件に住んだ経験や愛犬の幽霊に出会った体験など霊感はないのですが、様々な体験を通して霊界に興味を持った一人です。

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