祖母の霊が夜勤の私に会いに来た話

祖母の霊が夜勤の私に会いに来た話

40歳 教員 女性の恐怖体験

これまで誰にもいわず胸にしまっていた私の心霊の体験談を、だいぶ時間もたちましたのでお話しいたします。

私は以前老人介護施設に働いていました。そこは、高齢者ばかりので、当然亡くなる方も多く、さっきまで元気だったのに次見に行ったら、具合が悪くなっていた、ということも多々ありました。

病院勤務者の中ではよくあること

言ってみれは、我が家と同じようにそこで生活をしていた方たちですし、スタッフとも本当に心を通わせて生活してたので、思いが残るのも当然のことです。

夜勤でしーんとしているところにいると、突然エレベーターがあいたり、だれもいないベッドのナースコールが鳴ったり、トイレの水が流れたり、という不思議な現象は、その人に霊感があるなしに関わらずよくあることでした。

病院なんかとそういう面では怪奇現象が同じかもしれません。

よくスタッフ同士で、夕べこんなことあったよと笑い話をしていましたが、不思議と怖いという思いは誰一人ありませんでした。むしろ、亡くなった方たちに見守られている、そんな感覚だったのかもしれません。

スタッフも若い人が多かったのでそのあたりも楽しんでいました。

ある5月の夜勤で

さて、そんな環境で働いていた私ですが、その中でもあまり不思議な現象には合わないでいました。

みんなの話も、自分は霊感がないからと聞き逃していた状態でした。

ところが、ある5月の夜勤の日、その日に限って、ラップ音やトイレの水の音が聞こえるのです。

一緒にいたスタッフも聞いています。ちょうど川が近くを流れていて、水場が近いと霊が寄ってくるというのも聞いたのでそんなことかと考えていました。

同僚が別の階に用事があって移動して、私一人になり、ちょうど見回りの時間になりました。

見回りといっても、トイレの介助や薬の服用、体位交換など仕事がたくさんあり、気が抜けません。

10人ほど回って別のフロアーに行こうとしたとき、柱の陰から、黄緑色の服というか布のようなものがすーっと私の眼の端に入りました。

それが、ものすごく印象に残る色だったのです。ベージュの壁にとてもにつかわないようなものでした。

今思うと腕の部分だったような気がします。しばらく立ち止まって考えましたが、それきりでした。時間は夜中の1時でした。

祖母の終の知らせ?

それから、業務をこなし朝を迎えて申し送りをして夜勤を終えたところ、私の電話がなりました。

実家の母からで、父方の祖母が亡くなったという連絡でした。離れて暮らしていたので入院していたことは知っていましたが、急に悪くなったということは分かりませんでした。

たくさん孫がいるなかで、女孫は私だけで、実は入院期間中手紙を送って励ましていて、会いにいったときはお風呂にもいれてあげました。それをとても嬉しく思っていてくれたそうです。

急いでかけつけて、親戚で話をしていたとき、びっくりしました。なんと、父の姉の一人が黄緑色のカーディガンを贈ってそれを入院中に着ていたそうです。そうです、亡くなる晩、祖母の魂が私に会いにきてくれたんです。

私の働く姿を見て、きっと応援してくれたんだと思います。

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