林間学校の夜!現れた幽霊と枕の恐怖

林間学校の夜!現れた幽霊と枕の恐怖

30歳 Web広告業 女性の恐怖体験

私が小学生の頃に行った、林間学校で起きた恐怖体験のお話です。

楽しい林間学校のハズが

その日は生憎の雨で、宿泊先の施設に向かう途中のバスの中で先生たちが予定の変更の話し
合いをちょこちょこしていました。

私たちは待ちに待った林間学校だったので、そんな事は気にも止めずにバスの中で大盛り上
がり。

そんな中、3つ上に兄弟のいる友達がこんな話をし始めました。

「毎年同じとこに泊まってるんだけど、そこ心霊スポットらしいよ」

私たちだけにしか聞こえないような声量で話していたものの、キャーキャーと騒ぎ始めてし
まいバスの中はいつの間にかその話で持ち切りになりました。

異様な盛り上がりに先生たちも気付き、そんなことないから!そんなとこに泊めるわけない
でしょ!と宥め始めたのですが、興味津々な小学生なので誰も聞きません。

そんな状態でバスは目的地へと到着。

雨の中行ける場所までの観光を行い、林間学校ではありがちなクラス毎に集合写真を撮影を
済ませ、予定より少し早めだったらしいですが宿泊施設へと移動しました。

宿泊施設は不気味さのある建物

そこは結構古びた建物で、自然の中にあり環境的にはとても良い場所なんだろうけど、雨と
暗い空のお陰で不気味度が増してしまっていて生徒たちはまたキャーキャーと大騒ぎ。
その様子に先生たちももう呆れていました。

部屋割りは8人で1部屋の結構な大人数での宿泊で、私たちの部屋は角部屋でした。
隣の部屋は同じクラスの女の子たちの部屋で、建物が古いからか物凄く騒いでる声が聞こえ
て来ました。

どうしたんだろうね?なんて話しながら荷物を整頓していたら、

「助けて!!!」

と、隣の部屋の女の子たちが悲鳴を上げて私達の部屋へと飛び込んで来ました。
その悲鳴に何事かと先生も駆け付け、話を聞いてみると、

「壁に顔が浮き上がる!」
「浮き上がった顔が付いて来る!」
「壁のシミが増えてく!」

と、口々に訴えはじめ、泣く子まで出て来る始末。

今思うと恐らく集団ヒステリーのようになって、怖い話から幻覚を見た子が騒ぎ始めて、起
きていないことを起きたかのように錯覚して全員恐怖体験をしたような感じになってしまっ
たのだと思いますが、さすがに同じクラスの女の子たちがそんな状態に泣いて震えている姿
を見るのはかなりの衝撃でした。

定番の先生の「怪談話」

そんな事件があっても特に何か対処すると言うわけでもなく夕飯や入浴を済ませ、夜は肝試
し…という予定だったのですが、雨が止まなかったせいで大ホールを借り切って先生の怪談
話を聞くということに。

真っ暗にした大ホールの中、懐中電灯一個だけを点けてバイプ椅子に座る先生。
その先生は中々年齢高めの先生で、習字を担当している学年主任の真面目な先生でした。

「ここで昔にあった事件を話します…」

ここは昔、多くの労働者がいた山があったこと。

そこで、多くの方が事故や過労で命を落としたこと。

遺体が見つからず、家族が探しに来て事故に巻き込まれてしまったこと。

その人たちの霊が未だここを彷徨っているということ。

先生が話したのは、そんな感じの内容だったかと思います。
雰囲気作りもばっちりで、今自分たちがいる場所が舞台になっているということに男女問わ
ずに大盛り上がり。

先生たちも満足気に笑っていました。

しかし、隣の部屋の女の子たちは皆顔が真っ青。

自分たちが昼間に体験したことと重ね合わせて、本当だったんだと震えていたんだと思いま
す。

正直私は、別の部屋でよかったなぁと心から安心していました。

先生の怪談話が終わり全員部屋へと戻り消灯の準備を始めながら、私たちの部屋は隣の部屋
の女の子たちへの心配で持ちきりでした。

さすがに16人一緒に寝られるようなスペースはないのですが、せめて他の部屋に変えてあ
げられたらいいのにね、なんてみんなで話していました。

消灯時間の後に

そして迎えた消灯時間。

4列4列を2列作るかたちで布団を敷き、枕を全員部屋の真ん中へ向けて寝るという体勢で、

私は寝相が悪いので端っこの壁際での就寝しました。

騒ぎ疲れたせいかすぐに眠りについたのですが、夜中の何時頃だったでしょうか、コソコソ
と話す声が聞こえたせいかふと目が覚めてしまったのです。

最初は同じ部屋の女の子たちが寝ずに話しているのだろうと思ったのですが、よく聞き耳を
立ててみると聞こえてくる声は1つだけだったのです。

誰か寝言でも喋ってるの?と思ったのですが、明らかに寝言とは違う口調。

本能的に恐怖を覚え、息を潜めながら視線だけを動かし、ゆっくり室内を見回しました。
そして、私とは反対側の布団の列側にある掛け軸の前に、女の人の後ろ姿がぼんやり浮かんでいることに気付きました。

ウェーブが掛った肩くらいまでの髪の長さで、背中を丸めながら、

「ごめんなさい…ごめんなさいね…」

と、ずっと謝っていたのです。

はっきりと見えたその姿にあまりにも驚いてしまい、私は声すら出ませんでした。
そこからの記憶はありません。

起きてから驚きの事実が判明し

目が覚めたら朝でした。

しかし、何故か私だけ頭の向きが枕ごと逆だったのです。

寝相が悪いので寝ながら回転してしまったのかと思い、隣で寝ていた友人に「ごめんね、夜
中に蹴ったりしなかった?」と聞いたのですが、「蹴られたりしたら起きてるはずだから全
然当たってなかったと思うよ」とのこと。

まさか、とは思ったのですが、調べてみたら私の枕は知らないうちに北枕に変えられていた
のです。

昨日の晩に見たことを誰かに話すべきかと迷いましたが、あまりにはっきりと見てしまった
けど、途中から記憶がないということに私自身寝惚けていたのかと思って話すことを辞めま
した。

そこからは何事もなく、隣の部屋の子たちもあのヒステリックは何だったのかと言わんばか
りに、参加した全員が林間学校を満喫。

最終日には楽しかったから帰りたくない!と全員騒ぐほど楽しい林間学校でした。

しかし。

林間学校の後に

林間学校の集合写真を見たら、あの夜の出来事は本当だったのだと思い知らされたのです。ある滝の前で撮った集合写真。

写真に映る景観の中に、女の人のシルエットの様なものが写り込んでいたのです。
クラス全員に配られたその写真は回収され、二度とを私たちに渡されることはありませんで
した。

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