40歳 パート 女性 柊さん 静岡県で本当にあった怖い話
これは昔体験して、昨日たまたま夢で思い出した話です。
初めて友達の家に行った時の事です。その友達の家は少し複雑な所にあり、行き着く迄に迷いました。
途中擦れ違った、背が2メートル位あるのにガリガリに痩せ細ってダメージ加工の黒パンツ、鼻と唇にピアスで昔のXJAPANみたいな格好の黒髪の男性に道を尋ねると
「ここは分かりにくいからね。ここまで来たら第3ブロックには行けないよ。」
と言われ、丁寧に返事をして別れました。
その後、友達が「私の家は分かりにくいから」と言いながら迎えに来てくれた時に
「ううん、大丈夫。背の高い男の人に道を聞いたから」
と言うと友達が急に私を引き寄せて
「柊ちゃんの後ろに背の高い男性がいるけど、その人は前に死んだ人だから振り返らないで」
と震えた真面目な声で言うので、急に怖くなり抱き締められたまま友達の家に行きました。
確かにその時後ろに何者かの気配はありましたし、その気配が私の隣に来て追い抜いたのも感じました。
無事に友達の家に着いてそんな恐怖も忘れて楽しく遊んだ後、帰り際に急に私の靴が無くなってるのに気が付きました。
友達の家は正直汚く今で言うゴミ屋敷。
長屋タイプの市営住宅で、築年数もありましたが掃除が全くされてませんでした。
そういう家なので、靴が外に落ちたのかな?と思い友達と探せど見つかりません。
今思えば不思議ですが、その家には父親しか男性は居ないのに男性の履き潰した黒い運動靴が何足もありました。
すると友達が「横庭にあるかも」と言って家の隣に行きましたが、そこは大量のゴミに埋もれたお社しかありませんでした。
そこにも汚く破損してる男性用の運動靴が何足もありましたが、私のはありません。
仕方無く私の家に居る母に靴を持って来て貰おうと電話をすると、何故か知らない男性に繋がり
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄。知ってる?死んだ人は自分の靴で家に入るけど出ていく時は裸足なんだよ。」
と言われました。
声だけで先程の背の高い男性だと分かり、
パニックで泣いてると友達が受話器を私から奪い取り、ありったけの罵詈雑言をあびせてました。
受話器からは
「どうやって殺すのかなぁ〜?何がふざけんななのかなぁ〜?」
と笑いながら喋ってる声がしてたのを覚えてます。
その後の事はよく覚えてませんが、確か帰って来た友達のお母さんが新しい靴を貸してくれて、家まで送ってくれました。
30年以上近く前の話なのに、急に昨夜夢を見て驚きました。
あんな恐怖体験をしたのに、忘れてた事にも驚きました。
これは何か意味があるのでしょうか?