待って!走る女の子の怪!あの怪奇現象は一体なに?

29歳 主婦 女性 ふみふみさん 埼玉県川越市で本当にあった怖い話

私が小学生低学年の時に体験した実話に基づいてお話したいと思います。

当時は心霊体験をしていたということには気づいておらず、
のちに高学年になってからあれは幽霊だったのか……と気づき時間が過ぎていたのにもかかわらず、一人で恐怖したのでした。

授業終わりの体育館ステージにて

あれは忘れもしない、外が生憎の雨で体育館で体育の授業をした日のこと。

授業が終わって私たち生徒は教室に戻る準備をしていたところ、先生に「●●さん、ステージの上にある体育セットをとってきて」と言われました。

体育セットとは、体育の授業をする時に使う道具(リズム取りの太鼓や笛など)が入っているカゴでそのセットを取りに行くために、ステージに近づいたのですが意外とステージの奥の方に置かれていたためステージの上に乗らないと取れないと思ったので両サイドに設置されている階段を上がってステージに登ることにしました。

小学低学年の私は体育館のステージにに登ること自体初めての経験でだったので少し嬉しい気持ちがあり、先生にセットを取ってきてと頼まれてラッキー!とこの時は思っていました。

謎の女の子を目撃

早速ステージに上りセットを回収して階段を降りようとした瞬間、ステージ上の脇から登れるギャラリー(体育館を上から見渡せる細い通路)に繋がる階段のほうで何か物音がしたような気がしました。

最初は私のほかにもステージに上っている子がいてふざけて遊んでいる男子たちなのかな?と思ったのですが、はしゃいでいるような声は聞こえません。

では一体何の音なのか……と思いギャラリーへ続く階段を見上げると体育館の後ろのほうへ走っていく女の子の足だけが見えました。

走っていった先はそのまま放送室の壁があるので足はすぐに見えなくなってしまいました。
足だけなのにどうしてすぐ女の子の足だと分かったかと言うとスカートをはいていたからなのですがそんなことより

「え、今の誰!?」「もう教室戻らなきゃダメじゃない?!」
「あれ?あの子体操着着てなかったから別のクラスの子?別の学年?」

など一気に思考が駆け巡りとりあえず授業は終わりの時間だし教室に戻るように声をかけようと思ったのでギャラリーに繋がる階段に登ることにしました。

ギャラリーは階段を登り切った場所から一直線で体育館の入り口側の壁で行き止まりなので

階段を全部上がったところで声をかけようと思いました。

そして階段を登りきり声をかけようとギャラリーを見渡すと…

……

???
!??
「え…誰も居ない…なんで……?」

ギャラリーを走っていった女の子の姿はどこにもありませんでした。

女の子が走っていった方向は行き止まり、もちろん私が登ってきた階段側も
登りきったところが行き止まりで他に通路はないのでその場では「え?!なんで誰も居ないの!?確かに今私が見ている方向に向かって走っていく女の子が居たのに!」
「私が階段を上っている間に消えた?!まさか見間違え?!」と考えることしかできませんでした。

そんな時「●●さ~ん、教室戻るよ~」と先生の声が…

一瞬で我に返り、意味もなくギャラリーに繋がる階段を上っているところを見られたら怒られる!と思ったので急いで階段を降りてステージの階段も駆け下りて先生のほうへ全速力で走っていき、そのまま体育館を後にしました。

誰も知らない存在

その日あったことを友達や家族に話しても見間違いじゃないの?と言われたり体育館のギャラリーって高学年でも放送委員とかにならないと入る機会ないって聞くし…などと言われ結局女の子の正体がわからぬまま私の見間違いとして終わる話と思っていました。

しかしあの女の子は見間違いではなく怖い話の主人公であったとのちに知るのです。

謎の女の子の正体

私が小学五年生になりもうすぐ卒業式があるので体育館で式の飾りをつけていた時のことです。
私は先生が支えてくれている脚立に乗り高いところに花飾りを付けていると、

近くで椅子を整列させている先生たちが何やらヒソヒソと喋り始めました。

「かなり前みたいだけど…昔亡くなったみたいなのよね…」「この新体育館になる前に…」「そう…女の子が…」

何やらずいぶん昔にこの新体育館になる前に体育館で女の子が亡くなったことがあるとの話をしていました。

え~やだな~体育館で亡くなるって何かな…事故かな…と飾りを付けながら思っていたのですが、
ふと低学年の頃に足だけ見かけた女の子の事を思い出し、もしかして…これはもしかしてしまうのでは…(汗)と急に怖くなり飾り付けどころではなくなったので急いで脚立を降りてそのままトイレに駆け込みました。

「ひいいい…あの走っていった子…幽霊だったの…えええ!?幽霊って本当に居るの!?」

そんなことを思いながら大量の汗が吹き出し少し涙目になりながらも

「見かけたのは低学年の頃、最近会ったわけじゃないし!」
「そもそも先生たちが言っていた子の幽霊かどうかなんて分からないじゃん…!」

と自分に言い聞かせて平常心を取り戻しまた式の飾り付け作業に戻ったのでした。

大人になった今でもこの出来事をたまに思い出しますが、幽霊と思われる子を見かけたというだけで20年以上も前の出来事なのにこんなにも記憶に鮮明に残るものなのだなと不思議な気持ちになります。

今でも足だけ見えた女の子のことを見間違いだとは思っていませんし、亡くなった女の子の幽霊かどうかも分かりませんが、きっとあの女の子の友達と遊びたいという気持ちが走る足を私に見せてくれたのではないのかなと思っています。

心霊体験と聞くと怖いものを想像される方が多いかもしれませんが少し変わった私の心霊体験でした。

子供時代に亡くなった子供の霊は、楽しさがいっぱい溢れる学校にいついてしまうことが多いようです。怪奇現象であることには違いがないのですが、少し切なさまで感じるのは私だけでしょうか?
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恐怖体験の怖きゃん倶楽部
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