恐怖のホームシアター!他教団の祈祷を受けた日の夜に体験した怖い話

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49歳 体験当時は学生 男性 フロッガーさん   石川県野々市町で本当にあった心霊の怖い話

今から約30年前。地元から離れて学生を過ごしていた石川県での実話の恐怖体験です。

幼い頃から神道系の宗教を信仰していた私が、はじめて他宗教の行為、というか、祈祷を受けた夜の出来事。

僕からすると当然の結果と理解できる事ですが、無宗教の人にとっては怖い話に分類されると思われる実話をお話したいと思います。

2人の女性の正体は?

当時、単科の工業大学に通っていた僕は武道の部活に入部していました。ただでさえ女子生徒の少ない単価の工業大学で、汗臭い部活に入部していた僕は、全くと言っていいほど、女性との縁がありませんでした。

そんな学園生活は楽しい部分もあったけど、若くて健康な男性にとっては、やはり寂しい学生生活でした。

そんなある日、2人の女性が街で声をかけてくれました。

女性に声をかけられるのは、人生で初めての経験でした(私は男子校出身)。「これがウワサの逆ナン?」とかなりハイテンションになっていたと思います。

大学に通うと目に映る人物の99%以上は男性という環境でしたので、女性に話しかけられた事がうれしくてたまらなかったのです。

3分程、世間話をした後、その女性2人が持ち出した話題は、「あなたの幸せを祈らせてください」でした。

そう話しかけられたのは宗教活動の一環で、勧誘の第一歩だったようです。

幼い頃から別の宗教を信仰しているという事を説明したのですが、それでも構わないという事と、久しぶりの女性との会話で浮かれていた私は、その祈祷を受け入れました。

肩に違和感が…

祈祷を済ませた後、2人の女性はいそいそと立ち去りました。別の人に祈祷するためでしょう。

会話ができて楽しかったのですが、「何となく感じが悪いなぁ、ただ、祈祷したかっただけなんだろうな。」
ちょっと残念な気持ちになりました。

それから帰宅の為、10分程度歩いた後、肩に違和感を感じました。重いような、痛いような、痒いような。

何とも言えない違和感でしたが、その日の格闘技の練習のせいだろうと思い、気にもせず帰宅しました。

コンビニ弁当を食し、シャワーを浴びて就寝しようと布団に入った所で、その心霊現象が発生しました。

 恐怖のホームシアター!

その日の練習が厳しかったせいもあり、布団に入ったとたんに眠りにつきました。それから何時間か程経過した夜中、ふと目が覚めると体が動かない、つまり、金縛り状態となったのです。

金縛りにあった方ならわかると思いますが、目は開くのに体が動かないという状態となるので、とても恐怖感があります。

しかも、そのときの金縛りは体が動ないだけでなく、天井がまるでホームシアターのように映画が上映されているような光景でした。

初めに見えたのは、うつむいている女性の顔でした。その女性がゆっくりと顔を上げるとその表情が見えました。

あ、訂正します。表情というのは適切な表現ではないかもしれません。なぜならその女性の顔はガイコツだったからです。

体が動かない恐怖と、ガイコツの女性が映写されるという4D MAXを超えるド迫力の恐怖でした。

恐怖は感じていたものの、幼い頃から信仰している宗教で教えてもらった除霊の呪文を知っていたので冷静に、悪霊退散の呪文を唱えたのです。

悪霊退散の呪文

除霊の呪文を繰り返し唱えていると、ガイコツ女性がだんだんと小さくなり、ついには消去されました。と同時に体も動くようになりました。金縛りが解除されたのです。

ただ、ガイコツ女性が消去される間際、「ホホホホホホッ」という笑い声も聞こえました。

久しぶりの女性との会話で浮かれていた私の心の隙に悪霊が憑き、心霊現象として見えてしまったのか?

そんな事があってから、2週間程経過した部活の帰り道、あの2人の女性に再会しました。もう一度、幸せを祈らせてほしいと依頼されましたので丁重にお断りしました。

その2人にガイコツ女性の話をしましたが、当然の事ながら祈祷とは関係ないとの事。私にも興味がなかったようですし、少なくとも生霊ではないようです。ということは、きっと、

「信じる道を外れてはいけない」

という事を知らしめるために見せられたのではないかと悟りました。

そんな事件を体験してから15年。ぼくは同じ宗教に入信している女性と結婚しました。小さな教団なので女性の数が少なく、結婚するまでちょっと時間がかかりましたが、今は幸せに暮らしています。

宗教と霊って切っても切り離せない話だなーと改めて思いました。
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