アパートの前に置いてあった異国の置物には呪いがかけられていた?!

38歳 製造業 女性 かまぼこミンチさん 静岡県は浜松市で本当にあった怖い話

これは私の友達A子が体験した実話です。

私の友達A子は静岡県の西部にある町に住んいます。

静岡県には数年前に仕事の関係で引っ越してきており、そこで一人暮らしをしていました。

A子はそのアパートに引っ越してから気になることがあったらしく…自分の住む部屋の前に花壇がありその花壇には人間の腰丈くらいの気が植えられていたそうです。

その木の下に骸骨の顔がいくつもついた変な置き物があってそれがとにかく気持ち悪い感じが
したそうです。

この置物がいつからあったのかは覚えていなかったのですが、引っ越してきた当初は無かったと言ってました。

後にこの置物によって様々なトラブルになるとはこの時のA子は思ってもいなかったでしょう。

引っ越してから起きるトラブルの数々

A子が引っ越したのは仕事の関係もありますが、実は彼氏の実家の近くに住みたくて引っ越したというのもあります。

彼氏とは5年くらい付き合っていたらしくゆくゆくは結婚も考えていたみたいです。

その彼氏の実家の近くに引っ越してきたのだから彼氏は頻繁にA子のアパートの通うようになりました。

A子も彼氏に部屋の合鍵を渡し「いつでも来ていいから」と言って、あわよくば同棲までしてしまいたいと考えていたのでしょう。

しかし、A子が仕事で長い間アパートに帰らなかったときにその彼氏が浮気相手とそのアパートをラブホテル代わりに使っていたらしく、A 子はこの彼氏との5年間の恋愛を終わらせました。

A子は仕事もままならない状態でしたが役職についていたので失恋ぐらいで仕事を休むわけにもいかず仕事には出ていました。

傷心した状態で仕事をしていたある日アパートに帰るとアパートの前に消防車や救急車が赤いランプを光らせながら停まっていました。

どうやらA子が住んでいるアパートで事故があったみたいです。

A子が近所の人に「何があったのですが?」ときくとアパートに住んでいる小さい子供がお風呂場で溺れていたらしいとのことだった。

「自分が住んでいるアパートでそんな事故が…」

A子はこのアパートに住んでからいいことが何一つないと嘆いていました。

しかし、嫌なことはそれだで終わらず、A子自身も仕事から帰ってきたある日、お腹の激痛に襲われ自分で救急車を呼び病院へ運ばれたのです。

どうやら卵巣の片方が捻転をしていたみたいで激痛に襲われたみたいです。

次々と起こるトラブルにA子は身も心もボロボロでした。

A子に起きるトラブルの原因はあの置物だった!!

身も心もボロボロだったA子は藁にでもすがる思いで心霊的なことに深く関わりのある知り合いのB介さんに相談することにしました。

すると、B介さんは「一度、アパートに行ってもいい?」と言ってきたのです。

A子は「いいですけど…私の友達も一緒でいいですか?」

知り合いではあったけどそこまで深い中では無かったのでB介さんと二人きりになることに抵抗があったA子は「B介さんと一緒にアパートに来て欲しい」と私に頼んできました。

私はA子とB介さんの二人と一緒にアパートに行くことにしました。

B介さんがA子のアパートに着くとすぐに顔が曇り「これは…俺じゃダメだね」

と一言いうと、次にA子の部屋に行きB介さんはこう言ったのです。

B介:「あのアパートの前にある置物がすごく嫌な感じがする」

A子:「やっぱり…」

B介:「俺がどうこうできるような感じじゃなくて、そもそも日本のものじゃないと思うんだよ…」

A子:「日本のものじゃない?」

B介:「見たことない呪い?というか日本の呪いとは違う種類なんだよ」

A子「えっ…じゃあどうすればいいの?」

B介「引っ越せるならすぐにでも引っ越したほうがいいよ、ここに長くいるのは良くない絶対」

その会話があった日から程なくしてA子はそのアパートから引っ越して行きました。

アパートを引っ越してからA子の身におきていた様々なトラブルはピタッと無くなりました。

呪いの置物を置いたのは??

A子は引っ越してから体調も良くなり、最近いい感じの人もできて、また前向きに生きれるようになってきたと言ったいたので安心しました。

しかし私には引っかかることがありました。

あの置き物は誰が何のためにどのタイミングで置いたのだろう?と…

私はA子に聞いてみました。

私:「ねぇ…A子、嫌なこと思い出させて悪いんだけどさ、A子の元彼の浮気相手ってフィリピンの人じゃなかった?」

A子:「そうだね…」

私:「あの置き物がアパートの前に現れたのって彼氏に合鍵渡した時くらいからじゃない?」

A子:「あっ!!」

私:「ちょっと、前のアパート見にいこ!!」

私とA子は前のアパートにあの置物があるか見に行きました。

案の定置き物はありませんでした。

ここからは私の推測になるのですが、おそらく元彼の浮気相手が元彼を自分だけのものにしたくて元彼の彼女であるA子に呪いをかけて元彼の前から消そうとしたのではないかと…

A子に元彼のことを聞いてみたのですが、元彼とその浮気相手も別れていました。

そして、元彼は今入院中だそうです。

とても怖いお話でした。

特に置物は念が入りやすいと言われています。海外の骨董品の中には過去に忌まわしい出来事を経て今に残るものもあるので十分に注意して取り扱いたいものですね。

龍由樹

実話の怖い話・みんなの怖い話の管理人です。日本全国に伝わる恐怖体験を日々収集しています。過去に事故物件に住んだ経験や愛犬の幽霊に出会った体験など霊感はないのですが、様々な体験を通して霊界に興味を持った一人です。

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