娘だけに見える壁に出てくる「面白いおばあちゃん」の霊

27歳 会社員 女性  コリンさん 熊本県熊本市で本当にあった怖い話

私のおばあちゃんは、私が娘を妊娠している間に亡くなってしまいました。

ひ孫の誕生を楽しみにしながらの他界だったので、私は娘を産んでからも少し罪悪感を感じていました。

今回は、そんな娘が大きくなってからの実話を紹介したいと思います。

娘が3歳になってから

2歳児のイヤイヤ期ってどんな親御さんも経験するものだと思います。

私の娘も3歳になったばかり間は、イヤイヤ期を引きずっておりその日も何かが気に入らなくて泣きわめいていました。

癇癪をおこしてから10分ぐらい経った頃。

泣いていたはずの娘は、何もない壁の一点をじっと見つめ始めました。

私としては娘の泣き叫ぶ声が止まったのでホッとしたのですが、次の瞬間娘は壁を指さしながらケラケラと笑い始めたのです。

泣きわめいていた娘が急に楽しそうに笑い出す光景はとても不思議なものでした。

少し気味が悪いとさえ思ったので、娘に何がそんなに面白いのか聞いてみました。

すると娘は壁を指さしながら「面白いおばあちゃん」と言いました。

面白いおばあちゃんの正体

その後も娘は「面白いおばあちゃん」と繰り返し壁に呼びかけながら、嬉しそうに笑っていました。

どんな幽霊が見えているのか、と思いながら「そのおばあちゃんってだれ?」と聞いてみても、娘から帰ってくる答えは「面白いおばあちゃん。誰かは分かんない。」とのこと。

でも私もどうしても気になるので、「そのおばあちゃんはどんなお顔をしてるの?」と聞いてみると、娘は自分の右のあごを指さしながら「おばあちゃんのここに黒い点がある」と答えました。

まさかと思いながら「じゃあそのおばあちゃんの髪の毛はどんなの?」と聞いてみると、自分の肩のあたりを触りながら「これ位の長さで黒い髪」と返事がありました。

あごの右側にほくろがあって、肩のあたりまでの黒い髪の毛をしているおばあちゃん。娘が生まれる前に亡くなってしまった私のおばあちゃんに間違えありません。

その後

もちろん娘はひいおばあちゃんには会ったこともありませんし、写真を見せた覚えもありません。

もし私の実家で写真やを見たことがあったとしても、3歳児が会ったこともない老婆の顔を鮮明に覚えているはずがありませんよね?

私は不思議に思いながらも、やっとおばあちゃんに娘を会わせることが出来た気がして、ほんのり嬉しい気持ちになりました。

この日をきっかけに、私のおばあちゃんの優しい幽霊はたまに娘に会いに来るようになり、娘はその度に壁に向かって一人で笑っていました。

普通の怖い話なら、ここから誰かが事故にあったり病気になったりするのでしょうが、その様なことは一切なく、娘はすくすくと大きくなりいつの日か「面白いおばあちゃん」を見て笑うことも無くなりました。

実家で分かった衝撃の事実

しばらくしてから私の実家に4歳になった娘を連れて帰った時。

私は何かの拍子に面白いおばあちゃんの事を思い出し、両親に話してみました。しかし2人は驚くことなく話を聞いてくれました。

私が話終わると、母は落ち着いた様子で、「覚えてないの?あんたが小さかった頃も壁を指さして『じいちゃんがいる』って言ってたんだよ。

しかもどんな顔か聞いてみると私の父親の顔ぴったりの特徴を言い当ててくるんだから、びっくりしたよ」と話してくれました。

大人になってしまってからは祖父の幽霊が見えていたことなんて覚えておらず、この話を聞いた私は唖然としてしまいました。

娘に「面白いおばあちゃん」が見えるのも私からの遺伝かもしれません。

幽霊にも感情があるようで、話し好きの人は、話し好きの霊として現れるようですね。結局のところ、やはり霊界に行くには寂しかった・・・というところでしょうか。