お墓参り帰り!呼びかけに反応したら霊がついてきた実話の怖い話

34歳 専業主婦(育児休業中)  女性 える仔さん 福島県いわき市で本当にあった怖い話

これはもう随分と前の話、10年以上前に家族でお墓参りに行った際、私自身が体験した実話の怖い話です。

この頃の私は、波長があってしまうと時たまに幽霊を視界の端に見てしまったり、見えなくても何かに引っ張られたり感じたりする霊感体質でした。それがあの日は、気を付けていたにも関わらず同行してしまったのがいけなかったのです。

毎年恒例のお墓参り

夏になると我が家は祖母を中心としてお墓参りに行くのが恒例行事となっていて、1日に多ければ4~5ヶ所を回ることも普通でした。

しかし私は普段からお寺という場所が苦手で、行くと必ず具合が悪くなってしまう為に仕事や用事を理由に毎年のお墓参りを逃げ回っていました。

でも、その日は親戚の家に顔を見せに行くだけと言われ、祖母、母、次妹、そしてたまたま仕事が休みだった私が車を出すことになったのです…。

無事に親戚回りを終えた午後4時過ぎ。さて帰ろうかと全員が車に乗り込むと「折角だからお墓参りしていこう」と祖母が言い出したのです。

私は時間も遅いし、何より自分が嫌だったので別な日にしようと断りを入れましたが、祖母の意見は絶対な上に心霊や幽霊等を信じないタイプの母も賛同。

逆に一度は心霊体験をしてみたいと思っている怖い話大好きで好奇心旺盛な妹もどっちでも構わないということになり、有無を言わさずそのまま帰り道にあるお寺に向かうこととなりました。

市内でも有数の古寺

そのお寺は市内でも有数の古さで、新旧かなりの数の墓石が有ることで有名で、所々に戦没者の墓石も見られました。

くわえて回りに水脈が多く、霊が集まりやすい場所であることを把握していたので、私は車から降りるのを躊躇っていました。

しかし、水やお花を持つ人手が足りないし、ここまで来たんだから行こうと半ば強引に連れていかれ、嫌だなとは思いつつ一緒にお墓参りをすることになりました。

古寺といっても建物やお墓が荒れているわけでは無く、草むしりや水桶などの備品もしっかりしているお寺ですが、昔からの土地に次々とお墓を建てたため通路が狭く、先頭を祖母、母、妹、最後尾が私の縦一列で道を進むことに。

辺りも夕暮れからうっすらと夜の気配を漂わせ、雰囲気もバッチリと言わんばかりのシチュエーションでした。

こうなったら手伝って一刻も早く帰るのが一番だと思い直し、なんとかお墓参りを終わらせることが出来たのですが、その帰り道に恐れていた出来事は起こってしまいました。

背後から呼ぶ声

帰り道も並び順番は同じに、先頭を祖母、母、次妹、そして私が一番最後尾を歩いていましたが、ふと背後から「おーい…おーい…」と、はっきりとした初老の男性の声が呼び掛けているのが聞こえました。

不思議なもので、あれだけ気を付けていたのに、一刻もこの場を離れようとしていたのに、何故か私はそこで何も考えずに立ち止まり、「はーい」と返事をしてしまいました。

ほぼ無意識で返事をしてからハッと我に返り、これはヤバい。やってしまった…今のは絶対にこの場にいる人じゃない。辺りを見渡しても同じようなお墓参りの方は居ないじゃないかと認識した途端、もう嫌な予感しかしませんでした。

「どうしたの、なんかあったの?」と前方を歩く次妹に聞かれましたが、「なんでもないよ、早く帰ろう」とだけ言って車に乗り込み、家に着くまで車内の会話に一言も喋らずに運転し続け、無事に帰宅することができました。

妹からの一言

無事に帰宅はしましたが、多少何か具合は変わるだろうなと覚悟はしていました。軽い頭痛だったり吐き気だったりかなぁ~と予想を立てていましたが、その日はいつもの症状のなかで一番キツいものでした。

とにかく体が重くて起きていられないのです。テーブルに寄りかかっていると胸部が押し潰されるように苦しく、少しでも楽な体勢をと畳に横になると、上から大の大人がのし掛かっているような息苦しさを体全体に感じるのです。

「あんたどうしたの、顔色が悪いわよ」と母に言われ、洒落にならないこの体調はもう今日はどうにもならないと自分の部屋に戻り、布団の上でどうしようもない状態にウンウン唸っていると扉の開く音が聞こえました。

見るとそこには、バイトで一緒に出掛けられなかった末妹が「お姉ちゃん大丈夫?顔色真っ青だよ」と様子を見に来てくれたので、夕方のお墓参り中にあった出来事を話しました。すると…

「あぁ、だからか。家に帰ってきてからずーっと誰かに見られてる気がしてならないのは…」と、教えてくれたのです。特に居間にいると感覚が強いらしく、自分も少し気分が悪いから抜けてきたと言うのです。

(あぁ、やっぱりつれてきちゃったのか…お願いですから在るべき場所にお帰り下さい。お願いします)

重い体で家の仏壇にお線香を備えておりん(鐘)を鳴らしてお願いしたお陰か、翌日には体調も回復しましたが、それ以降あのお寺には近付いていません。

実害の少ない幽霊だったから良かったものの、もしタチの悪い幽霊だったらどうなっていたか恐ろしいです。

これはお墓参りでの出来事でしたが、街中や誰もいない道などでも十分にあり得る話なので、例え誰かに声をかけられとしても無闇に返事をするのはやめた方が身のためだと、文字通り身をもって知った出来事でした。

実際、お墓に入っている魂は、静かに眠りたい傾向にあるので、悪霊になるケースは少ないと言われています。ただし、霊のいる場所には霊が集まりやすく、それが恐怖の幽霊として連れて帰ることになり得るので、お墓参り後は塩で清めるなど、しっかり対策はした方がよいでしょう。ちょうど、お盆にいただいた投稿だったので怖い話でした。