父が伝えたかったこと

お店を辞めろと伝えたかった父の霊

43歳 看護師 女性の恐怖体験

私の義兄は、つい最近まで自営業をしていました。しかしその業績はあまりよくありませんでした。

義兄は、父親から引き継いだお店であったため、つぶしてはいけないというプレッシャーで、業績が悪いことを人には相談できずにいましたが、3年ほど前から赤字続きで、辞めるタイミングを計っていたと言います。

霊感の強いお嫁さん

そんな義兄のお嫁さんは、霊感が強い人。あまりいうと人が怖がるので、口に出していうことは少なかったのですが、お店の業績が本当に悪いという時には、亡くなった父親の幽霊がよく出てきたといいます。

ある時は笑い、ある時は起こったような表情で義兄のお嫁さんの前に現れる…。そんな義兄のお嫁さんは、言いたいことがあるなら、直接義兄にいうように心の中で念じていたのです。

義兄は、霊感など全くないので、そんな父親の霊に気がつくことはありません。しかしお店をやめるという3ヶ月前から、不思議なことが起こるようになったのです。

お店を辞める直前からはじまる苦難

例えば、お店の電気がまるでショートしたのかのように一斉に電気が消える。またある時は、車が突然動かなくなり、お店から帰宅できない…など。何もしていないのに、お客さんからのクレームが続くなど。

始めは小さなおかしな出来事に、義兄も気にも留めていませんでしたが、それが1ヶ月続いてなんだか本当におかしいと思うようになったのです。

それからは義兄の体調の変化にも影響が及ぶようになりました。夜眠れない。うなされる。自分がしていることが、まるで自分がしていることではないように感じるなど…。

ついには事故まで・・そして

極めつけは、事故でした。大きな事故ではありませんでしたが、義兄にとっては死ぬかと思った恐怖体験。

運転している時に前方に父親の幽霊が見えたというのです。思わずハンドルを切ってしまい壁に激突。その際に手首を痛めてしまったのです。手首が痛くなると仕事に支障が出ます。その仕事の出来ない間、義兄はこれからの未来を必死に考えたのです。

義兄の見た車の前に立ちはだかる父親の霊は、とてもこの世のものとは思えないくらい起こっていた表情をしていたのですが、事故後夢に出てきたのです。その父親の表情は、とても穏やかだったのです。

父の出した答えとは

夢の中で義兄は父親に聞きました。なぜあの時車の前に出てきたのか?なぜ今こんなに穏やかな表情をしているのか?

父親から引き継いだ店をやめることは恨まないか?と。

すると霊感のない義兄も父親からのメッセージを受け取ったのです。それは店をやめろという一言でした。それを聞いて、義兄は胸のつかえがとれたようです。

父親の夢の出現の翌日、店をもうやめてしまうことを決意しました。そして生活を立て直すために、一から始めるということを。その時に初めて私たちは、お店で起こった不思議な恐怖体験を知りました。

ただ義兄のお嫁さんは、以前から感じ取っていた父親からのメッセージでいずれこうなることは分かっていたと思っていたということがわかりました。

身内で起こった霊体験は、兄にやめろというメッセージを送りたいために起こった恐怖体験だったのです。

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恐怖体験の怖きゃん倶楽部
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by ゆいちゃん on 恐怖体験の怖きゃん倶楽部

タイトルからなんとなく想像はできる内容でしたが、思わずほっこりした霊体験の話でした。