殺しの現場で霊は語る!兵庫県F山の恐怖体験

殺しの現場で霊は語る!兵庫県F山の恐怖体験

年齢非公開 社会人 男性の恐怖体験

これは私が大学生だった頃の体験です。

私のバイト先では夏になるとバイト終わりに心霊ツアーと称して心霊スポットを巡るのが流行っていました。

もともと、非科学的な幽霊など信じてもいない。興味も無い私でしたがみんなでワ~っと遊ぶ雰囲気が大好きで毎回参加していました。

恒例の心霊スポット巡りに連れて行かれ

ちょうどこの日もバイト終わりにみんなで心霊スポットを巡ろうとなったのですが小雨が降っており濡れるのも嫌なので一度は断りました。しかし、無理やり先輩に連れていかれる羽目に。

軽自動車に男4人乗り込みます。行き先は兵庫県F○山です。事故で無くなった走り屋の幽霊が出ると言う噂があります。

真っ暗な山道を走っていると後方からライトが1つバックミラーに映り、逃げても逃げても一定の距離で追いかけてくると言うのです。怖くなり停車すると首の無いバイク乗りが抜いていくと言うのです。

真っ暗な峠道をひたすら頂上目指して登って行きます。普段は走り屋が沢山集まる場所なのですが雨が降っているせいか今日は誰も居ません。1台も対向車とすれ違う事無く頂上付近まで登ってきました。

車を降りてみると何時しか雨はやんであたりには霧が出ています。

夏特有の蒸し暑い空気が肌にまとわりつきます。

何も起きずに帰る途中で

結局何も起こりませんでした。ただ、なんとなく真っ暗や山道を登り怖いという感じだけで終了です。いつもこんな感じです。

近くの自動販売機でコーヒーを買って皆で帰る事になりました。

非常に霧が濃く、前が見にくいため徐行しながら山を下ります。

半分ほど下ったあたりで霧も晴れてきました。しかし、真っ暗な山道。危険なのでハイビームでゆっくりと下って行きます。

大きなカーブに差し掛かった時です。目の前の大きな木に首をつった真っ白な人影の様なものがライトに照らされたのです。

私は何か布切れが木に引っ掛かっているのを見間違えたのだろうと思い、変な物を見かけた事を口に出すのはやめておきました。

みんな気付かなかったようで車はそのまま山を下り、コンビニの駐車場に停車しました。

そして運転していた先輩が『さっき、首をつった男性を見た』。

ハンドルを握ったままそうつぶやいたのです。すると残りの2人も『俺も見た』というのです。とっさに『俺も見た』。そうつぶやきました。

4人が同じ場所で変な物を目にするなんて偶然過ぎます。たばこを吸いながら冷静さを欠かないよう4人で話し合いました。

幽霊ではなく自殺者?

結果、あれは幽霊ではなく自殺者なのでは?という結論に達しました。

あのまま放置しておくのも仏様に申し訳ないと思い、4人であの場所へ向かって確認し、警察に連絡をする事にしました。

車は再びゆっくりと山を登ります。

先ほどのカーブの手前に道幅が広くなっている場所があったので何かあった直ぐ車で逃げ出せるよう車をUターンさせて停車させました。

車に2人は待機。2人で現場を見に行くことに。

僕と先輩が車を降りて先ほどの現場を確認する事になりました。

元の場所に戻ってみると

先ほどとは違い、夏だと言うのにひんやりとした空気を肌で感じます。あたりは真っ暗で懐中電灯の明かりだけを頼りに歩いていきます。

草むらからは虫の声が聞こえます。普段は綺麗な音に聞こえる虫の声ですが今日に限って怖さを増幅させる音楽のように感じます。

車を降りて5分ほど歩くと先ほどのカーブが見えてきました。

振り返ると僕達の乗ってきた斬車の明かりがぽつんと見えます。

カーブ手前に大きなミラーがあります。

ツタの絡まったミラーは何も移すこと無くただただ静かに立っています。

僕たちは黙ってカーブの外側に生えている木々を懐中電灯で照らして先ほどみた物を探しますが何も見当たりません。

見間違いだったと思い帰ろうとした時でした。

先輩が僕の手を勢いよく引っ張ってきたのでびっくりして振り返ると一転を懐中電灯が照らしています。

そこには首つり自殺に使ったと思われるロープが1本。あのロープで自殺した人の幽霊を僕達4人はみてしまった。

普段は幽霊なんて信用しない私ですが頭の中で簡単に話が繋がりました。

あまりの恐怖にどうしていいのか判らず2人ともただただ、ライトで照らされるロープを見つめていました。

すると、風も無いのにゆっくりとロープが左右に振れ出したのです。僕たちは慌てて車まで走りました。

『車を出して!』

ただならぬ雰囲気を感じて車は先ほどのコンビニの駐車場まで戻りました。

そして、僕達が見た事を残りの2人に話しました。

自殺者ではなく、あれは霊だった

結果、自殺者が幽霊となって現れたという結論に至りました。

もしかしたら他にも目撃者が居るのかもと思い、コンビニの店員さんに僕達が見た事を伝えました。すると、急に表情が険しくなりました。

『君たちが見たのは自殺した人の幽霊で間違いない』

そういうとバックヤードの方に行ってしまいました。僕たちは車に戻ってそのまま帰宅する事に。

帰りの車の中では誰も言葉を発しません。お遊び気分で触れてはいけないものに触れてしまった後悔です。

その日は何も起きないままみんな帰宅しました。それから誰もあの日の事を口にする事はありませんでした。

勿論、心霊ツアーに行く事もありませんでした。

新聞の切り抜きで

あれからちょうど半年ほど経った時です。先輩が新聞の切り抜きを持ってきました。

・殺害された男性の白骨遺体が発見
・自殺に見せかけるために首にはロープがかけられていた

みんな、恐怖で言葉を失いました。私たちが見たのは殺された男性の幽霊だったのです。

さらに驚いたのはあの日、私たちがコンビニで話しかけた男性が犯人としてその記事の下に写真が載せられていたのです。

もしかしたら、あの日、僕達に姿を現した男性はここに遺体が埋められていると僕達に伝えたかったのでしょうか。

そうだとしたら非常に申し訳ない事をしたと。

4人で話し合って僕たちは花束を持っていく事にしました。

明るい時間ですが木々に囲まれて鬱蒼としています。カーブのところには沢山の花束が添えられていました。私たちも花束を添えて手を合わせました。そしてそのまま帰宅しました。

幽霊というものは未だに理解する事が出来ません。

ただ、亡くなった方の強い意志や怨念が時に肖像としてこの世に現れるようです。幽霊とは人の気持ちが実際化した物かもしれませんね。

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