無名だけど怖い!東京都内で私が知っている実話の幽霊出没地帯

旧吹上トンネル、平将門の首塚など、東京都内の最強スポットのほとんどは何度もテレビで取り上げられ、流石に一度は聞いたことがある所ばかり・・・。

もう、改めて怖い話どころか、また、あの心霊スポットがとりあげられてらぁ・・・くらいにしか思えなくなってしまった人も多いのではないかなと思います。

そこで、今回は、私が体験した実話の怖い話を交えて、まだあまり有名ではない心霊スポットをご紹介したいと思います。

西大島の団地

具体的な場所は差し障りがあるので控えさせていただきますが、東京都江東区には昭和40年頃に建てられたマンモス団地がたくさんあります。

その中の一つ、都営新宿線の西大島駅近くの団地で、実際に私が体験した恐怖体験です。

もともと私が子供の頃から怖い話が大好きで、友達と一緒に幽霊探しや肝試しなど、幽霊にまつわる遊びをすることが好きでした。

幽霊探しとは、「ここは出る」と噂のある場所で、幽霊の痕跡らしきものを探すだけのごくごく単純なものなのですが、私も男の子だけあって、まぁ、そんな遊びをよくやったものです。

もともと西大島の団地は古く、暗い場所や湿った場所はたくさんあるのですが、そもそも人が亡くなる事故も多く、大人の間でも行きたくない場所というのがいくつも存在します。

どういうことかというと、昭和40年に建築され、かれこれ50年以上経過した団地では、その長い歴史で、たくさんの転落事故が発生しています。

ままりニュースにはなっていないのですが、私が小学校の頃だけで3人の子供が転落して死亡したという噂を聞きました。

そんな死亡事故の当事者が4つ隣りの部屋の老婆の孫でした。

窓の柵に登って遊んでいた5歳の孫の男の子が、誤って6階から転落してしまったそうなのです。

下は駐車場なのでアスファルトに激突・・・。その先は言わなくても分かりますね。

で、ここからが怖い話。

私が小学校から帰ると、その駐車場を抜けて団地に入るのですが、あるとき友達とリコーダーを竹刀に見立ててチャンバラごっこをしながら駐車場に入ってきました。

バシバシ!とリコーダーをぶつけながら遊んでいると、リコーダーの頭の部分が外れてぴょーんとどこかへ飛んでいってしまったのです。

車の下にでも転がって入ってしまったのだろうと、近くの車の下を覗きながら探しました。

しかし、一向にリコーダーの頭は見つかりません。

1台づつ車の下を覗いていったのですが・・・。しゃがみ込んで、ある車の下を除いたその時。5歳くらいの男の子の足が車の向こうに見えました。え?と思って、立ち上がると、誰もいない。

その車は、4件どなりの老婆の家族の車だったんですね・・・。

実は西大島の団地は、このような怖い話がたくさん子供達の中で囁かれています。もちろん、大人達は知らないことばかりですが、私は実際にそこで育っているので、実話の怖い話がたくさん語られていることを知っています。

世田谷区若林

私は大学が世田谷区内にあったこともあり、三軒茶屋。いわゆるサンチャが遊び場でした。

飲みに行くのもサンチャ周辺。郵便配達のアルバイトもサンチャ周辺。そのため、三軒茶屋周辺は恐らく地元住民くらい詳しい自負があります。

そんな三軒茶屋から世田谷線ですぐの駅が若林駅です。

この若林地区は戸建ての住宅街で環状七号線をメインストリートに、一度住宅街に入るとまるで迷路のように入り組んでいます。

で、環状七号線沿線は心霊体験をする人が多いことで有名ですが、ご多分にもれず、若林は私がなんどか、ソレ・・つまり、実際に幽霊を目撃しているスポットなのです。

細かい話は別の記事に譲りますが、友人宅で下の階がないハズなのに、下の階から床を突き上げられた体験。友人宅のトイレで赤い服を着た女性が見えてしまった体験など、事故物件ではないけれど、幽霊が出る物件が結構多いんですよね。

極めつけが、あるアパートの郵便受けの下の茂みから夜な夜なジーッとこちらを見ている目が出没する場所もあるのです。細かくは教えられませんが、若林の少し奥ばった場所で世田谷線に近い場所にあるアパートの古い郵便受けがあるのですが、その下が手入れをされていない茂みになっていて、夜、近くを通ると、なんだか視線を感じます。よく見ると二つの目がジーッとこちらをみているのです。

はじめは猫なのかな?と思ったのですが、何となく人間の目にしか見えませんでした。

上手く言えませんが、あまり近づいてはいけない気がして、それ以上、確認していないのですが、実はそこ、以前、火災があって亡くなった方がいるという噂です。

東京都墨田区のH公園

私の祖母は東京都墨田区に長く住み、東京大空襲の時も京島地区と呼ばれる奇跡的に火災で焼けなかった一角に住んでいたために命拾いをしたという強運の持ち主です。

そんな祖母に、あまり行かない方が良いと言われていたのが、H公園です。

実は、この公園は映画にもなったことがあるので、知っている人は知っていると思うのですが、第二次世界大戦中に空襲で亡くなった方を一時的に埋めていた公園としても有名です。

実際にその公園には慰霊碑があって、今でも空襲の悲劇を伝えています。

で、この公園は出るという噂があります。

実際に私が見た訳ではないのですが、夜な夜な公園を歩いていると誰かに手を掴まれた。声をかけられた・・・。そんな話を耳にするのです。

もっとも祖母から聞いた話なので、あまり子供をからかったりしない性格の祖母のこと。あながち嘘ではないのでしょう。

あるサイトでは、確かに心霊スポットとして取り上げています。

とはいっても、人通りは多く、商店街も近いので、正直、パッと見、そんな怖い場所には見えないのですが。

でも、夜は早く寝静まってしまう町なので、終電帰りはあまり通りたくない場所であることには代わりはありません。

龍由樹

実話の怖い話・みんなの怖い話の管理人です。日本全国に伝わる恐怖体験を日々収集しています。過去に事故物件に住んだ経験や愛犬の幽霊に出会った体験など霊感はないのですが、様々な体験を通して霊界に興味を持った一人です。

みんなの怖い話(みん怖)の最新話をチェック!