40歳 自営業 男性 kazuさん 兵庫県神戸市で本当にあった心霊の怖い話
この怖い話は、僕が中学生の時体験した実話の恐怖体験になります。
今思い出しても、不思議で初めて見た心霊の存在でした。
夏休みの学校で
当時、中学2年生であった僕は、「夏休み中」で退屈な日々を過ごします。
8月の暑い日、仲の良い友人から電話をもらいます。
「夜、中学校へ遊びに行かないか?」
僕は、友人の誘いに行く返事をしました。
夜の7時ごろになると、僕は自転車に乗って中学校へ行きます。
すると、友人はすでに来ていてグラウンド横の部室前で立っていました。
2人はベンチに座ると、少し雑談をしながら楽しみます。
恋愛や面白い話をして、1時間ぐらい過ごしたものです。
そして、グランドに出て中学校の方向を眺めて見ました。
夜の8時を過ぎていたため、電気は付いていない状態です。
一階の3年生の教室で、人の姿が目の飛び込んできます。背が高い人物で「ボーっ」と立っているようです。
「あそこ見て 誰かいるぞ」
僕は、友人にそう言いました。
「確かにおるな。誰やろ」
その瞬間、教室にいた人物がパッと消えてしまいます。
窓から学校内へ
「あれ、あの人消えたぞ」
「そうやな。心霊と違う?」
僕と友人は、少し怖くなりました。
しかし、2人でこのまま帰るには勿体なく好奇心が生まれてきます。
「ちょっと、教室へ行ってみようか」
怖いながらも、2人で人がいた教室へ歩いて行きました。
もちろん、学校はカギがしてあり入る事は出来ません。
空いている窓を探すと、1つだけカギがされていないようです。
「ここから入ろう」
僕と友人は、窓から侵入して学校内へ入る事が出来ました。
そして、教室内にいた人物のクラスへこっそり入ってみる事に。
教室の中にいた子供
授業を行っている風景は、変わらない感じです。
僕と友人は、イスに座り話をしてみました。
「あの人、いないな。目の錯覚かな?」
「いや、確かにいたはず。あれは人だった」
そんな会話をしていた時です。
教室の後ろにある戸の窓から、人が覗いています。
「あれ」
その人物は、笑みを浮かべてジッと僕と友人を見ています。
「あっ、あの人3年生だ」
友人が思い出したように、僕に言いました。
心霊の正体は、白血病で亡くなった3年生でした。
その瞬間、窓から覗いていた人は消えてしまいます。
2人で戸を開けて、廊下に行くと、やはりいません。
僕と友人は、学校内から外に出て部室の所へ行きました。
そして、友人が、あの人物の事を話して僕は驚きます。
三年生の武田君
同じ中学に、3年生の「武田君」という人物がいました。
身長が180センチぐらいある大きな人で、バスケット部に所属していたそうです。
レギュラーだったらしく、上手い選手として活躍もしていました。
しかし、武田君は、白血病を患っていて入退院を繰り返す人物です。
3年生になると、病状が悪化して5月ぐらいに病院で亡くなります。
僕は、あまり3年生に興味がなかったため武田君の存在は知らない感じです。
友人は、知っていたらしく顔を見て分かったそうです。
僕と友人が見た人は、白血病で無念の死を遂げた武田君の心霊になります。
夏休みが終わり、学校へ行った僕は、この怖い話をクラスメートにしてみました。
数人は、武田君の事を知っており信じてくれたようです。
20年以上前の実話であり、初めての心霊体験でした。
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