29歳 加工食品卸売業 男性 やまなかさん 東京都八王子市で本当にあった怖い話
今回は私が専門学生だった頃に、友人宅で起こった心霊体験の実話を話していきたいと思います。
元々あまり怖い話や心霊などを信じない私が、それを信じなければならなくなった出来事です。
友人宅で飲み会
私が専門学生で20歳になりたての頃、若気の至りもあってよく友人宅で飲み会をしていました。その日もいつものように授業を終えたあとに友人宅で飲もうという話になったのです。
何もなくいつも通りにスムーズに授業を終えて、学校から解放されたという喜びの中で友人宅へと向かいました。もう既に中には6人ほど飲み会に参加するメンバーが集まっていて、各自準備を始めていました。
定番の怖い話コーナー
メンバーが全員集まり、飲み会が始まりました。みんなペースが早く、開始10分ほどで既に酔っ払ってしまっているメンバーもいます。そんな中で友人の1人が「いつもみたいに怖い話コーナーやろうぜ」と言い出しました。
私たちの飲み会は、みんなのテンションが上がると怖い話コーナーを行う決まりみたいなものがあったのです。
それは1人1人が知っていたり実際に体験した心霊体験を話していくコーナーのことでした。しかも誰もがなかなか怖い話をするため、心霊やおばけなどそういうものが苦手なメンバーは目をつむって寝ているふりをしていることもありました。
怖い話を聞いていた知らないメンバー
いくつか怖い話をメンバーが話し終えたあと、まだ話していないメンバーはいるか?と1人が聞きました。手が挙がらなかったので、1人1人指差しながら「こいつは話した、こいつも話した」という風に確認していったのです。
すると数え終わった1人のメンバーの顔が青ざめていることに気付きました。私はただただ単純に飲み過ぎて気持ち悪くなってしまったのかと「おいおいどうした?」と声をかけました。
しかしそのメンバーが青ざめていたのは、飲み過ぎが原因ではなかったのです。すぐに私1人だけ呼び出されて、「1人メンバーが多い」ということを伝えられました。数え間違えたのだろうと思いその場では笑って澄ましたのですが、なんとなく気になったので私自身でも数えてみることにしたのです。
すると、たしかに1人多いことに気付きました。しっかりと1人1人の顔を見ながら数えたのに1人多いという事実に体全体に鳥肌が立ちました。その後よーく見てみると、なんととあるメンバーの顔が2つあることに気がついたのです。
後日聞いた衝撃の事実
その後、よくよく数え直してみるとしっかりその人数で、1人多いなんて事実は私が勝手にみんなに恐怖を与えるための演出だと思われてしまいました。
そして何事もなく飲み会はお開きになってしまったのですが、確実にあの場には得体の知れない何かがありました。後日その部屋を借りている友人から聞いた話なのですが、なんと前の住人は自殺を測っていたようです。
怖い話をしていると霊が寄ってくるといいますし、もしかするとその方も話に加わりたいとメンバーの顔を借りて混ざっていたのかもしれません。
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