33歳 パート 女性 まむさん 埼玉県上尾市で本当にあった怖い話
これは旦那の実家に引っ越してから私の周りに起こった実話の体験をお話いたします。
ちなみに私には霊感などは一切ございませんし、不思議な体験をした事も全くありませんでした。
旦那の実家に引っ越して
子供が春から幼稚園に入るのをきっかけに住み慣れたアパートを出て、旦那の実家に引っ越しをしました。
それから1ヶ月経った頃でしょうか。
ある日の夜中、私は初めて金縛りにあいました。
元々、怖い話が大好きな私はこれが金縛りか…とあまり恐怖を感じなかったのを記憶しています。
そしてその日を境に頻繁に金縛りに合うようになったんです。
腕を何かにガッチリ押さえつけられたり、時には自分の意思とは関係なく腕を動かされたりもしました。
義理の母にこの話をしたら「私も2階で寝ると金縛りに合うんだよね」との事でした。
しかも私がちょうど寝ている場所だそうです。
私は仕事が夜勤なので夜中に帰宅し、少し仮眠をして子供を幼稚園に送り出したあとまた仮眠するとゆうサイクルで睡眠をとっていたため、きっと寝不足なんだ。疲れてるんだ。環境も変わりストレスに違いないと自分に言い聞かせていました。
それに金縛りに合ってる際も何か感じる、見えるわけでもなかったので怖いと思わなかったからです。
ある日の帰り道に
そしてある日の夜勤の帰り道。
車で家路に向かう途中、車道と歩道の境に人が立っているのが見えました。
付近に信号も横断歩道もない為、渡りたいのかなと思い少しスピードを落としました。徐々にその人に近づき横を通りすぎる際、気になったのでふと横目で見ました。
スーツ姿の男性でした。
一瞬でしたがその男性は両手を前に出し何か抱えるような形で下をうつむき立っていました。
すぐにサイドミラー、バックミラーで確認したんですがそこにいたはずの男性はいなくなっていました。
この一瞬の隙にいなくなるのはあり得ない。私はパニックになりながら急いで帰りました。その日は金縛りに合うのが怖かったので朝まで寝れませんでした。
それから遂に金縛りだけではなく、人間とは考えにくいものを見たりするようになりました…
もちろん金縛りの勢いも相変わらずでした。
お婆ちゃんが亡くなり
それから年明け、入退院を繰り返してた私のお婆ちゃんが亡くなりました。
たくさん泣いた私は疲れていつのまにかベッドで寝ていました。
そしてまたいつものように金縛りに。目が醒めた私は、その日もまたかと思いながら金縛りが解けるまで目をつむり待っていました。
…暫くすると何か気配を感じ、息づかいも聞こえます。
誰かが、何かが、私の顔のすぐ横にいるような感じがするのです。
金縛りにあうのは慣れていたのですがこの日はいつもと明らかに違うんです。
何かが私を見ている…
すぐ横に何かがいる…
目を開けたらその何かと目が合うような気がしてならず絶対に開けまいと必死に耐えていました。
聞こえた懐かしい声
すると突然、同じ部屋で寝ている子供がグズグズしはじめました。
普段、静かに寝ている子です。
グズグズ、ふにゃふにゃと、泣きはじめました。私は今だ身体は動かず目も開けれずにいたのですが、さすがに危険を感じた私は1、2の、3で目を開けようと頭の中で数えようとした時です。
「◯◯ちゃん、◯◯ちゃん(私の名前)」と、どこか懐かしい声が聞こえてきました。いや、聞こえるというより頭の中で響く感じです。何度も私の名を呼ぶのです。
あ!これはお婆ちゃんだ。と気付き、身体がす~っと軽くなった気がしました。
そしてガサっと何かが落ちた音がしました。音と同時に金縛りも解け、私は飛び起きて子供の様子を見に駆け寄りました。
泣いていたはずの子供はスヤスヤと寝ていました。
私を助けてくれた人は
安心した私もいつのまにか寝ていたようで次の日の朝を迎えました。
朝、何気なく部屋を見渡したらテーブルに置いてあったはずの葬儀屋さんから戴いたお菓子が袋ごと落ちていました。
あ、これが夜中に落ちたのか…と
でも故意でなければ落ちるはずないんですよね。
暫くその落ちたお菓子を見つめ、夕べの出来事はお婆ちゃんが来たから金縛りにあったのだとその時は思いました。
でも違う気がするんです。
何故ならあれ半年経ちますが、あれだけ頻繁にあった金縛りにあう事も、変なものを見るのも一切なくなりました。
生前、金縛りにあって眠れない。
変なものも見るようになった。
と、お婆ちゃんに日頃から相談していたのです。
だからあの?、私に憑いてた何かを追い払ってくれたんだと思っています。
私の名前を何度も呼んでくれたお婆ちゃんの声は金縛りから助けてくれました。
ありがとう お婆ちゃん。
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途中までは怖かったが、最後に亡くなったおばあさんに助けられたことがわかったところがホッとしたというか安心できて良かった。
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