34歳 会社員 男性 321daiさんの心霊体験
これは私が小学生の夏休みに友達の家に泊まったときの恐怖体験です。
日中にプールや虫取り、夜には花火をやってめいっぱい友達の家で遊んだ私と友達はぐっすりとその日も布団に入りました。
友達の家に泊まって2日目に
二日間程友達の家に泊まりにきており、二日目のできごとでした。
夜中にトイレに行くために起きた私は、軽く目をこすりながらトイレに向かいました。
私の横には友達とその弟が一緒に川の字のような状態でした。
トイレは部屋をでてすぐ左にあります。
トイレに向かって部屋の扉に向かったそのときです。
なんと、女の人と小さな女の子が手をつなぎ楽しそうに何かを話しています。
もともと心霊話を信じている私は、直感的に間違いなく心霊だと確信しました。
すぐに部屋をもどり布団を被ります。目をつぶりながら、幼いながらも知っているお経を心の中で必死で唱えました。
「なむみょうほうれんげきょう・・・なむみょうほうれんげきょう・・・お願いします。帰ってください。」
数分たったでしょうか。
さすがに帰っただろうと目をあけます。
立ち上がろうと顔を上げようとしたそのときです。
今度はぼうずあたまで半袖、短パンの男の子が、しゃがみながら私の顔を不思議そうな顔をしてみています。どちらかというとにこにこしたような顔でしょうか。
なぜか男の子のすがただけでなく、男の子のうしろには昭和の住宅街?のような風景もひろがっており、なんとなくその男の子の時代背景が想像できました。
布団で恐怖の時間を過ごす
しかし、小さかった私は二度も続けて信じられない光景をみているわけですから怖くてたまりません。
友達を起こす余裕もまったくありませんでした。また布団にもぐりこみます。
「なむみょうほうれんげきょう・・・なむみょうほうれんげきょう・・・お願いします。帰ってください。」
また数分ほどけいかしました。さすがに大丈夫だろうと思いました。
また目をあけ、上半身をおこします。
こんどは私の布団のまわりに、びっしりと緑色をした光、火の玉のようなものがひかって漂っていました。
もうなにがなんだかわかりません。もはやお経をとなえる余裕もなく、再度布団にたおれます。
意識はあるものの横になったままじっと目を閉じていました。
その後、なんとぐらぐらと部屋がゆれています。
最初自分だけが感じているのかとおもいましたが、本当に地震がおこっていました。
大惨事というほどではないもののさすがに普段はおこらないような大きさの自身であったため私だけでなく、友達含め、友達のお母さんお父さんも起きてくるほど大きなものとなりました。
翌朝は無事に目覚めて
これだけのものを目撃した後の地震だったので、どうしても偶然とは思えませんでした。その後は地震は収まり、再び友達と寝床に着きました。その後はなにごともなく翌朝をむかえました。
あれだけはっきりとした出来事だったのでどうしても夢とは思えませんでした。あらためて友達にも聞いてみましたがきょとんとしており信じてもらうことはできませんでした。
20年近くたった今でもはっきりと覚えている思い出です。
この話は、実話と集めた話ですが、どうも心霊というよりは、子供の恐怖心が作り出した幻影の気がしますね。
私が聞いてきた心霊の話とはちょっと違う感じですね。
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