嫁殺しの池で起きた悲劇！心霊スポットには行ってはいけない

25歳 自営業 男性 naoさん 長野県長野市の恐怖体験

これは、私の兄から聞いた正真正銘の実話です。

正直話すのも怖いですが、これがきっかけで「安易な気持ちで心霊スポットへ行くのはやめよう」と思う人が少しでも増えらたら…と思い、語らせて頂きます。

高校生の好奇心が悲劇のはじまり

兄が高校生だった頃のこと。

長野県の上田市という場所にある、とある高校へ通っていました。

よくある話だと思いますが、夏のある時、友達から

「今日の夜、心霊スポット行こうぜ？」
と、やんちゃな友達（A）から誘われたそうです。

兄は用事があったみたいなので、その時は断ったそうなのですが、それからそのAは結局彼女のBと、仲のいい友達Cの3人で心霊スポットへ行くことになったみたいなのです。

その心霊スポットというのが、長野県の地元では有名な「嫁殺しの池」という場所。

まさかこの時は、この3人があんな恐怖体験をすることになるとは誰も思わなかったことでしょう。

夜になると、Aたち3人は原付2台（1台にAとBが2人乗り、もう1台にC）で例の心霊スポットへと出かけていきました。
（当時は、みんなやんちゃしていたみたいで、原付に2人乗りも当たり前のようにしていたみたいです）

薄気味悪いトンネルを通ったとき

そして、その心霊スポットに行くには、途中薄気味の悪いトンネルを通っていかなければいけないらしいのですが、そのトンネルに入る前でAが原付をいきなり停めて降りてきたらしいのです。

すかさず一緒に乗っていたBが、
「どうしたの？」
と問いかけたところ、
「あれ見てみ？」
と、Aが指差した先は、そこそこ大きくて立派なお地蔵が。

するとAがそれに近づき、
「これに何か悪いことしたら、心霊見えんじゃね？」
とつぶやきつつ何をするかと思いきや、急にお地蔵の近くで排尿し始めたのです。

それを見たBとCは、
「いや、さすがにそれはまずいでしょ。やめとけよ！」
と止めようとしましたが、すでにもう手遅れ。

少し強くなったBとCはもう帰ろうと言いますが、Aに帰る気は一切なし。

結局、BとCは仕方なくAに付いていくことに。

トンネルは問題なかったが

幸いそこでは何もなく過ぎ、改めて心霊スポットへと向かうことに。
そして、トンネルを抜けて例の嫁殺しの池へと到着。

時間はもう深夜のため、気味の悪い感覚はあったものの、ひと通り見回っても何も起きませんでした。
「なんにも起きねーじゃん！」
とAは不満足そうにぼやきながら、結局3人は帰ることになったそうです。

そして、その帰り道。事件は急に起きました。

障害物が何もなく、視界もかなり開けた広い道。

ほんの数秒の出来事ですが、Aの運転する原付がものすごい勢いで横転したそうです。

友人Aのその後

ここからは兄が、その時一緒にいたCから聞いた後日談ですが、結局Aは亡くなりました。

しかも、その時の状況によると、Aは首から上が無い状態の無残な形でこの世を去ったとのこと。

なのに、一緒にいた彼女のBはなぜか軽い怪我で済んだみたいでした。

Bが軽い怪我で済んだのは不幸中の幸いなのかもしれませんが、とにかくBは心に深い傷を負いました。何も転ぶ理由がないはずの道でなぜAは急に横転したのか？

一体Aにはその時何が見えて、何が起きたのか？

今となっては何もわかりませんが、言えることはただ一つ。

「安易な気持ちで絶対に心霊スポットへ行ってはいけない」

これだけは言えると思います。

みなさん、くれぐれも遊び半分で心霊スポットへは行かないように…。