横浜のリサイクルショップのトートバッグが!私が体験した本当の心霊話

50歳 主婦 女性 あだぽんさん 神奈川県横浜市で本当にあった怖い話

実話の心霊体験ということなので、私の体験をご紹介します。私は、多少、霊感らしきものを持ち合わせています。家族や友人に話すと「電波系」認定されてしまうので、基本的に心霊体験を人に話すことはありませんが、折角の機会ですので。

リサイクルショップ

私はたまにリサイクルショップに買い物に行きます。中古の洋服を主に購入しています。この中古の洋服は、時として良いことをもたらしてくれるのです。例えば、前の持ち主が「この洋服、もう飽きちゃった。

リサイクルショップに売って、お金にしよう。誰かがまたこの洋服を大切に着てくれますように」という具合に、前向きな理由で店頭に並んだ洋服で、なおかつ私自身が気に入って・・・いえ、その洋服に私が見初められたのかもしれませんが・・・このような場合は、大体、その後に嬉しいことが起きたりするものです。

バッグの取手から視えたもの

その日も、いつものリサイクルショップに買い物に行きました。たくさん吊るされているブラウスやスカート、秋近いのでコートもたくさん安価で売られていました。

ブラブラしながら、バッグのコーナーへ。色々なデザインのバッグ、新品もありました。なかなか気に入ったものが見つかりませんでした。いえ、それよりも私はバッグのコーナーに近づいた頃から寒気がしていたのです。これは何かが・・・人間ではない何かが傍にいるときに起きることです。

案の定、陳列されているあるバッグの取手から、ダランと伸びた人間の腕が視えました。 どこにでもあるような、大きめのトートバッグ。赤い首輪をつけた、お座りした黒猫が描かれていました。

それに白い、細い、腕が付いているという、不思議な光景でした。でも、霊ってこういう不自然な現れ方をするのです。「ああ・・・、この寒気は霊が近くにいたからなのね」。

基本、私は、霊に対して「怖さ」を感じません。むしろ「何があって、この腕の持ち主はこのバッグにとらわれているのかしら」と、「理由」を知りたくなるタイプです。怖いものしらずといいますか・・・。

霊が教えてくれたこと

たまたまでしたが、そのバッグのコーナーには私一人しかいませんでした。誰か他にお客がいたら、もしかしたら私はその霊に関わろうとは思わなかったかもしれません。

そのバッグの前に立って、腕をガン見してみました。白い・・・血管が浮き上がるほど白い。そして花のモチーフの指輪の残像が、その指にのっていました。

数分もたたないうちに、霊は手を私の手に向けて伸ばしてきました。

グニューッと、ひねるように。何かを求めるように。私は、思わずその手に自分の手を重ねました。何故だかわからなかったのですが、「そうしてあげなくてはならない」気持ちになってしまったのです。

お互いの手が重なった時、瞬間的に幾つかの情景が視えました。

多分、霊の記憶。病室のベッド。

お見舞いに来たおばあちゃんの笑顔と、おばあちゃんが「ほらっ」と言って広げて見せた・・・トートバッグ。赤い首輪をつけた黒猫の・・・。次に視えたのは、白い天井。険しい顔のドクターとナース・・・そして、おばあちゃんの泣き顔。閉じてゆく瞼。

そして霊は・・・

そして、同時に私は霊の気持ちを感じとってしまいました。

これは危険なこともあるのですが、勝手に思念が流れ込んでくるので避けられない場合もあるのです。どうやら、その霊はおばあちゃんの孫のよう。

おばあちゃんからもらったトートバッグが嬉しくて大切で、そして自分が先に死んでしまったことに、ひどく申し訳なさを感じて、このトートバッグから離れられなくなってしまったらしいのです。でも何故、それがリサイクルショップに売られていたのだろう。それはわかりません。

あまりにも霊の幼気さに思わず、もう一方の手を重ねながら「恐らくだけど、おばあちゃんは貴女という存在があっただけで、嬉しかったと思います。だから早い死を嘆かないで。

このトートバッグは、他の誰かが大切に使うから、貴女は行くべきところへ行って大丈夫」と心で話しました。精一杯のあったかい気持ちを込めて。

すると白い腕がスーッと、まるでシャボン玉が消え入るように徐々に薄くなり、そして一瞬だけ、青白く、痩せた少女の顔が浮かび上がりました。すっかり頬がこけてはいましたが、優しい表情を私に見せてくれました。

トートバッグの行方

この間、ほんの数分の出来事だったと思います。そしてこのトートバッグは、今、私の手元にあります。「次に使う人が大切にするから」なんて言ったら、私が責任を持って大切にするしかないですからね。あの少女の幽霊のためにも。

でも、あれからちょこっと嬉しいことが頻発しているのです。夫の昇進に加え、懸賞も連続で当選中。「怖い話」でもあり「幽霊ほのぼの」でもありのリサイクルショップでは、こういう不思議な縁もあるって話でした。

愛着のあるものには念が移ると言いますが、この怖い話がよい例でしょうね。トートバックは常に身につけているものですから、なおさら念が移ったのでしょう。