車の後部座席に乗せて事故現場から「連れて来ちゃった」幽霊

48歳 会社員 男性 やすさん 茨城県龍ケ崎市で本当にあった怖い話

あれは今から5年位前のことです。私が体験した本当の話です。

サッカー観戦後に帰路につくと

友人2人とともに静岡でサッカー観戦をしたあと、私の運転で帰路につきました。

我が家から遠いところに住む友人から順番に降ろして、あとは自宅に帰るだけになっていました。

時刻はもう夜中です。

私は車の通りもまばらになった道をひたすら自宅へ向けて運転していました。

しかし、わたしは最後のひとりの友人を降ろしてからずっと違和感を感じていました。
どうも後部座席に人の気配がするのです。

直感的に「ああ、連れて来ちゃったな」と思いました。

私は子供の頃から霊感が強くて、寝ようとした最中に不安感に襲われて泣き出してしまったり、金縛りにあったりしていました。

今回も同じような気配なのでそう感じたのです。

今日一日のことを思い返してみたら、『連れて来ちゃた』相手はなんとなく思い当たることがありました。

首都高の渋滞で

その日は静岡から東名高速を抜けて首都高速へ入ったあたりから大渋滞にはまりました。

結局、原因となったのは交通事故で、事故現場の横を通り過ぎたら渋滞が解消したのでホッとした記憶がありました。

その時に事故に遭った車はぐちゃぐちゃに壊れていて全く原形をとどめていませんでした。

運転していた人や同乗していた人がどうなったのかはわかりませんが、車の状態を見ると無事では済まないだろうと友人たちとも話していました。

「ああ、連れて来ちゃったな」と感じた私は、とにかくあの事故と同じようなことになってはいけないとスピードを緩めて、ひたすら安全運転を心がけました。

ルームミラーでチラチラと後ろを確認はしてみたのですが、なにもミラーには写りません。

なんとか後部座席がどうなっているのか確認したいと思いながら運転していたのですが、不思議なことに全く信号に引っかかりません。

心臓がどきどきと鼓動を早めてきて、不安感がつのってきました。

私はアクセルを踏み込んで早く家に帰りたいという衝動を必死に抑えていました。

赤信号で車が止まった瞬間に

ようやく20分位車を走らせたあたりで信号が赤になり、車を止めました。

そして、念のためシフトレバーをパーキングレンジにして、サイドブレーキを引きました。

(もう、自分の目で確かめるしかない)

そう考えた私は、思い切って後ろを振り返りました。

すると、後部座席の左から右へ白い影がさっと走って、車の外に出て行くのが見えました。

(あれがきっと連れて来ちゃった霊だったんだ)と思うと、気持ちが楽になりました。

それから信号が青に変わって、私は再び車を走らせました。

それからは文字通り『憑き物が取れたように』不安感がなくなって、アクセルを踏み込みたい衝動も収まりました。

あの霊はもしかしたら

今にして思えば、あの事故で無念の死を遂げた後部座席の同乗者が私の車に取り憑いて道連れにしようと考えていたのではないかと思います。

無事に自宅に帰ってから、私は自分の体と車の後部座席に塩を撒いて清めました。

それでもなんとなく気持ちが悪いので、その車は間もなく売り払いました。

その後、その車をどこのどなたが購入したのかはわかりません。

仲の良い友達でも寂しさから霊界に引っ張ろうとする現象があるようです。
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by mizmary on 恐怖体験の怖きゃん倶楽部

車の中など密室で起きると怖いですね……。