これは、私が中学生の頃体験した実話である。
心霊現象、お化け、オカルト、こわい話を信じてなかった私はこの事件をきっかけに、いまも数々の心霊現象に悩まされているのである。
当時中学生だった私は、テニス部に在籍していた。
ある日練習試合に、隣の件、奈良県に練習試合に行く機会があった。
大阪と奈良の間にある生駒山これは、とても有名な山であり、大阪市民はみんなしってる校歌などにもでてくる山である。
この練習試合当日、キャプテンと私は電車で生駒トンネルを抜け奈良県に向かっていた。
すると、キャプテンが生駒トンネルの心霊現象ってしってる?って話をし始めた。
私は全く信じていなかったので、興味津々で聞いた。
『この今通ってるトンネルの横にな。昔、あった旧生駒トンネルってのがあるの知ってる?』
私は、旧?とおもった。その存在も知らなかったし、今は使われてないってこと?って普通に質問した。そしたらキャプテンは、使われてないただ、心霊スポットになってると話した。
当時の私は、興味本位でみんなで行こうと発案した。そしたらキャプテンは、みんなでならいいよ、、、と後日、旧生駒トンネルに向かった。実際は整備されていて薄暗いだけのトンネル跡地だった。特に何も起こることもなく。何もなくその日はうちに帰った。
また別の日、その日は、キャプテンと奈良県の大会を見にいった帰りだった。
慣れた、帰りの電車の中で、それは起きた。生駒駅から石切駅の間には生駒トンネルがある。そこを電車は通過するわけなのだが、そのトンネルを通過してる時に、車窓から見える暗い電気が通過する中で。映り込む人の姿。
いるわけがない作業員の顔だけ。が鮮明に。今でに、、顔が少し血が、土が滲んだような顔でこちらをじっと見ている。トンネルを出るまでずっとずっと、こちらをじっと見続けているのだ。
キャプテンに、私は、『え、なに、こわい誰この人。ずっと見てくる。見て!』って言うと。キャプテンは、俯きながらこう続けた。
『俺さ、みんなとトンネル行ったやん、あの日以降このトンネル通ったら窓におるねん、ずっとおるねん、このトンネル抜けるまで俺は、外見られへん』と小さくいい。そのまま俯いたままだった。。
実は旧生駒トンネルは、昔に事故があり、工事にあたった20名ほどが生き埋めになって死亡したという紛れもない心霊スポットだったのである。
その霊は今もトンネル内に成仏できずに彷徨っており。旧生駒トンネルを訪れた者へ訴えかけているのだと、私は思う。
私もまた、トンネルを通る際は窓を見れなくなりました。