妹から聞いた沖縄での話を書こうと思ったんですが、やはり自分自身の実体験の実話の方がいいかと思い、こちらを投稿することにいたします。
私がまだ高校生だった頃の話です。
当時、かなり遠距離の高校へ電車を乗り継いで通っておりました。故に、ちょっとでも学校を出るのが遅くなると辺りは真っ暗。ど田舎のこととて、街灯もなく、電車を降りれば自転車のライトだけが頼りという心細い帰路を辿っておりました。
そんなある日のこと。家の前を走る道路が、水道工事だか電気工事だかで大きく掘り返され、通れなくなってしまったんですね。一応、掘った溝の上に板が渡してあり、家に入ることはできるようになっていたんですが、道路自体は通行止めとなり、大きく迂回して帰宅することを余儀なくされました。
しかし、この迂回路、田んぼのど真ん中の農道(舗装していないがたがた道)を突っ切るので、非常に危ない。以前に私の祖母が農道脇の川に落ちて怪我をしたこともあり、あまり通りたくはなかったんです。言うまでもなく、街灯はないし、川には柵もなかった(祖母が落ちてから申し訳程度の柵は設置されましたが)。
で、もう一つ迂回路を見つけたんですが、これが墓場に面した道を通るコース。こちらも無論、明りなどはなく、やっぱり田んぼの中を突っ切る農道(やっぱりがたがた道☆)でした。
この墓場というのが、今でもちょっと怖い。ど田舎の部落にありがちなんですが、竹藪を切り開いた一角にかつて住人だった方々のお墓が並んでおりまして、まさに鬱蒼とした雰囲気という言葉がぴったりの不気味な場所でした。私の先祖のお墓もそこにあるんですが、江戸時代の無縁仏の墓などもあり、今でも昼間でないと近づきたくないところです。
そんな不気味な場所を一人で通るわけですから、それなりの覚悟はした上で、一気に自転車で通り抜けることにしました。が、予想以上に夜の墓場は冷え冷えとしており、遠目に見ても本当に怖かったです。何て言うのか、そこだけどす黒くてじめっとした感じが、離れていても感じられるんですね。
前方に墓場が見えて来た時点で引っ返そうかと思ったんですが、こっちの方が近道なんだ! と自分に言い聞かせ、全速力で走り抜けました。
が、墓場の前に差し掛かったとたん、これまで感じたことのない恐怖感に襲われました。イメージとしては、墓場のあちこちから無数の手が伸びてきて、いっせいにこっちに向かって来るというもので、多少パニックになりながらもそれに捕まらないようひたすら自転車をこいでこいでこいでこいで……。やっとこさ竹藪の向こうの人家のある場所へと辿り着きました。
映像にしたらすごいホラーな光景だったと思います。(T_T)
つくづく、もうあんな物騒な道は通るまいと決心し、その日以来、今に至るまで、日が暮れてからはその墓場には近寄っておりません。
その日は何もなかったんですが……。
その日は何もなかったんですが、翌日、私の体の中からお線香のような、何かが饐えたような、古い匂い袋のような臭いがし始めました。何か変なものでも食ったかな、と当初は思っていたんですが、自分にだけ感じられる匂いだったようで、周囲の友人には何も感じられなかったそうです。
かなり後になって知ったんですが、これは霊臭と言って、心霊の臭いなんだそうです。この辛気臭い匂いも嫌でしたが、やたらと疲れて、やたらと眠くなるのも苦痛でした。一応、進学組でしたので、授業についていけないとなると大問題ですから。
そして数日後、恐ろしい目に遭いました。
中学・高校の頃の私は、やたらと不安定で、2~3日おきに金縛りに遭ったり幽体離脱に遭ったりしておりまして、妙な言い方ですが、あの世とこの世を行き来している感じでした。
墓場から何か連れて来てしまったのなら、お祓いしないといけないかな、などと思いながら眠ったんですが、その日も金縛りに遭いました。
またいつものやつか、と初めは呑気に構えていたんですが、金縛りがある程度続くと幽体離脱してしまうので、疲れてるのに面倒だなと思いつつ、解こうかどうしようか、と半分寝た頭で考えておりました。
この時まではいつも通りの金縛りだったんですが、不意に体が浮いたような感じがして、あれ? と思ったら幽体離脱しておりました。と、同時に、一気に視界が開けたんです。
と同時に、悲鳴を上げたくなりました。
無数の何かの目
当時、私は二段ベットを壊して置いたベットに寝ていたんですが、そのベットの周りを取り囲むように大小様々な無数の眼球がこちらを見下ろしていたんです。しかも、その目は全て赤黒。
びっくりした瞬間、自分の体に戻ってしまい、金縛りも解けてしまったんですが、今思い出すと、その目は、どれも形があるようなないような黒い影のようなものに付いていたような気がします。ドラゴンクエストなどに出て来るスライムを黒くして目玉を一個だけつけて白眼の部分を赤黒く塗ってみたという感じで、すでに人の形はしていない妖怪化した心霊だったのではないかと思いますが、有象無象の魔物だったのかもしれません。
後日、聞いたところによると、亡くなった人はあの世というか霊界に行っているので、墓場にはいない、墓場でうろうろしているのは低級霊や雑霊なんだ、とのことです。どうやら、私はそんなやばい連中を引っかけて来てしまったようでした。
どうしたらいいんだろう、と高校の同じクラスの友人(真言密教の信者)に相談したところ、悪霊払いの真言を教えてくれました。丁寧にも、その書きつけもくれました。その日の夜からそのお経を書いた冊子を枕元に置いて寝ました。教えてもらった印も結びました。
それがよかったのか、黒い影のようなものはあの日以来、現われておりません。本当に何だったのか知りたいところではありますが。
クロネコくま子
母方の祖父は大本教の宣伝師! というオカルティックな家系に生まれた(私自身も大本教の信者)せいか、心霊や神様仏様は普通にそこらにいるもの、という雰囲気の中で育ちました。小さい頃から怖い話が大好きで、心霊関係や超常現象の本ばかり読んでいたり、暇があれば祖母達にそういう話をねだったりしておりました。 社会人になってからは金縛りも幽体離脱もかなり落ち着きましたが、今でも一年に2~3回はあります。幽体離脱中は友人の家に行ったり、よく判らないモノに遭遇したりしておりますが、大して危ない目に遭ったことがないため、かつては夜の墓場の前を通るなんてアホなことをやってしまいました。 (^^ゞ ココナラではオーラリーディングを出品しております。オーラに関しては、誰に教わったわけでもなく、自分の体験とお客様のお話を生のデータとして収集し、独自の解釈を入れてメッセージとしております。故に、巷のオーラ関係の本やサイトとは違ったことを伝えることがありますが、それなりに好評をいただいております。 現在、遠隔視や気功などもできたらいいなと思い、目下のところ練習中です。見かけたら、暇つぶしにでも寄って下さいませ。 ぜひ、クロネコくま子さんの鑑定を受けてみましょう!
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クロネコくま子さんが占い師をされて居ると言う事と霊感が有り、心霊体験をされて居る事から自分と共通点が有る事に興味を持ち、期待して居ました。実際にクロネコくま子さんの様な体験をされると怖いのですが、私も同様の体験をして居るので、それ程怖いとは感じませんでした。沢山の手に捕まれそうになったり、幽体離脱を気付かずにしてしまったり、無数の大小の目に睨まれたり、霊障で疲れ易くなったり、体調を崩されたりする事は御気の毒だと思いました。霊臭迄したら、怖さも倍増すると思います。無事、御自分の体に戻れて良かったですね。
無数の目が一斉にこちらを見る件にゾゾっとさせられました。お墓をうろついてるのは、低級霊だなんて恐ろしい!
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