青森県で体験した呪いの心霊体験!あなたも体験するかもしれません

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34歳 接客販売の会社員 女性 makotoさん 青森県青森市で本当にあった怖い話

よく霊感は遺伝すると言われています。そんな事は全く信じていないかった私ですが、20歳前後を境におかしな体験が続き、父がどうやらかなり霊感が高かったようで、物理的に全く説明がつかない体験をたくさん経験してきました。

その中の一つを今回ご紹介します。

辛かった学生時代

新生活の始まりはいじめ

これは私が高校1年生の時に体験した実話です。呪いに関係する怖い話です。

私は過疎化が酷い田舎から都市部の高校に進学しました。距離があったので下宿をして、通学することになりました。

私は同性愛者なのですが、中学までは女っぽいと先輩たちから執拗ないじめにあっていました。

しかし、高校では全員が初対面、私の過去を知る人などいないので、友達が出来るかもしれないとわくわくしていました。

部活にも入り、それがきっかけで友達も少しづつ増えてきたある日のこと。

部活の先輩に部室に呼び出されました。何事かと思ったのですが、いきなり殴られました。

複数名いたのでリンチ状態です。よくよく話を聞くとちょうど一年先輩に中学時代に積極的に私をいじめていた先輩(M子)がおり、根も葉もない噂(部活の先輩の悪口を言っている)を立てて、また私に対するいじめが始まったのです。

相談できる相手もいなく、最初は怖かっただけですが、次第にその感情はM子への怒りと憎しみに変わっていきました。

古書店で見つけた謎の本

話は変わりますが、私は良く通い詰めていた古書店がありました。とても小さなお店で店の本の半分が古本で、店員さんのお祖母ちゃんも若干とぼけていて、お世辞にも綺麗と言えるお店ではありませんでした。

通い詰めていた理由はゲイ雑誌を販売していたからです。発売日が分からなかったのでちょくちょく足を運んでいました。

その日もゲイ雑誌を買いに行ったのですが、まだ新刊は出ておらず、たまには他の本も見てみようと店内を見回しました。

全く整頓されていない店内の中で私は一冊の本を見つけました。

今思えばなぜその本が気になったのかよくわかりません。そしてあの時はあんな心霊体験をするなんて思いもしませんでした。

英語ではない何語かわからないタイトルで作者も書かれていません。中をペラペラ見て何となくオカルトチックなものは感じました。凄く古い本のようで紙もかなり黄ばんでおり、ところどころに染みもありました。値札が無かったので、お婆ちゃんに値段を聞きました。

「ん~・・・そんな本あったかねぇ。でも古いし、10円で良いよ」

10円!?私は即購入し、自宅で熟読しました。英語なら少しわかるのですが、中は全く読めない文字ばかりでした。しかし、数ページに恐らく依然所有していた方が書いたと思われる書き込みがあったのです。

内容から察するに仕返しをすることが出来るおまじないのようでした。私が真っ先に思い浮かべたのがM子です。半信半疑ではありましたが、物は試しでやってみることにしました。これは実話なのでやり方は伏せさせてもらいます。

しかし、効果は一週間ほどで現れました。まず部活の先輩のいじめが無くなりました。誤解が解けたようです。さらにM子は階段から落ちて足を捻挫しました。階段で私と目がった瞬間に階段から落ちたのです。私は心の底で笑っていました。

立て続けに起こる異変

それ以来その本は使用しませんでした。正直いじめやM子のことが因果関係があるとも考えていなかったからです。いつしか本のことなど全く気にも留めなくなりました。

その当時、私には付き合っていた彼がいました。霊感が高い人は惹かれあうというジンクスを耳にしたことがありますが、まさに彼も霊感が強く、職業が住職というせいか、お祓いは除霊まで出来るかなりハイスペックな彼でした。私にも霊感が強く、とても憑かれやすい体質だと教えてくれたのも彼で、遊び半分で怖い話をしたり、心霊スポットに行くことは禁止されていました。

ちょうど本を買った後ぐらいからでした。彼が色々聞いてきたんです。

「最近どこかに行った?」

「最近何か買った?」

まさかその本のことだと思わなかったので私は特に何も変わったことはないよ、と答えました。

しかし、恐怖は突然やってきました。部屋で眠りに着こうと電気を消し、しばらくしてからでした。

ドサッ・・・

部屋の中で何かが落ちる音がしました。それはあの謎の古書でした。一度目は何の不思議さも感じず、元の場所に戻しました。しかしその数分後です。

ドサッ・・・

まさかとは思いましたが、また古書が本棚から落ちたのです。一気に鳥肌が立ち嫌な予感がしました。私は落ちなくて済むように鞄に本をしまいました。

しかし、何とも言えない恐怖が体にこびりついて中々寝むれませんでした。その時です。頭を針で刺されたような頭痛がして思わず目を開けてしましました。反射的に目を開けてしまったのですが、目の前の光景に驚愕しました。

6畳の部屋なのですが、そこに満員電車のように複数の人が立っていたのです。一瞬しか見ませんでしたがみな俯き加減で、男女年齢も様々でした。

私は布団をかぶり、携帯電話で彼に助けを求めました。そして彼は通話をスピーカーにするように指示し、しばらくお経のようなものを唱えて、

「もう大丈夫だよ」

と言ってくれました。しかし怖くてたまらなかったので、その日は彼の家に、例の古書を持って泊まりました。

呪いの因果応報

古書を見た彼は、

「やっぱりか・・・」

とつぶやき、翌日は学校を休むように言われました。そして彼のお寺を訪れるように指示されました。

まず始まったのは私のお払いです。彼のお経は今までに何度も聞いているのですが、何故か必要以上に感情を揺さぶられて、気が付いたら涙を流していました。かなりぐしゃぐしゃに泣いてしまいました。

そのあとはその古書のお焚き上げです。彼はかなり大きな数珠を持ってきて、良いというまで数珠を離さないように言いました。二人でその大きな数珠を持ち、お焚き上げが始まりました。一冊の本を燃やすだけなのにやけに炎が激しかったのを今でも鮮明に覚えています。

私はその炎から目が離せませんでした。そして聞いてしまったんです。最初は炎が奏でる音だと思いました。

「ゴオォォ・・・・」

それは人が唸る声でした。震えだした私を彼は叱咤し、お焚き上げは終わりました。

彼は以前から私についてくる心霊が増えている事に不信感を持っていたそうです。

そして本を見て、それがとても危険なものだと確信したそうです。その本には数多の人間の憎しみ、悲しみが染み込んでおり、呪いの本のようになっていたそうです。

彼の言葉を借りますが、人間には決して踏み込んではいけない領域があり、私が本を使用したことでその扉が開き、あの夜のような心霊現象が起きたそうです。

呪いは因果応報で必ず自分に返ってくるものなので、二度と行わないように言われました。今はインターネットで様々な呪いの方法が検索できる時代ですが、因果応報、必ず自分に返ってくるので真似しないようにしてください。

本は人が感情を込めて書いたとても書物。本に念が残り、よい念であれば、人を幸せにする可能性もありますが、一方で、人を不快にしてしまう危険性もはらんでいます。特に負の念が込められた本を通じて、恐怖体験をしてしまう人も多いようですね。
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