50代前半歳 会社員 女性 はたらきびとさん 東京都墨田区で本当にあった怖い話
事故物件のある詳しい場所は東京都墨田区墨田の15階建ての私が住んでいる部屋の真上の1401号室です。
東武スカイツリーライン沿いで電車が通ると少し揺れどの部屋も快適とは言えませんが、その分価格は近くの同じ様な物件と比べると少し安いです。
事故物件の気づいた理由
下の部屋が事故物件として登録されている事を知ったのは、中学生の息子の友達が住宅情報のサイトで極端に安く売られていることを見つけたことがきっかけでした。
「そういえば上の人見なくなった」と気づいて管理人に聴いてみると大分前に孤独死されていた事実を知らされました。
亡くなったのは、40代後半から50代前半位の一人暮らしの男性です。
小柄で足に障害も持っていていつも杖をついていました。
うちと同じく地下に駐車場があって軽自動車を停めていてそこに車いすマークがついていたので「障害者なんだな」と思っていました。
一度も話をしたことはありませんでしたがエレベータで会ったと時などは挨拶だけは交わしていました。
ワンフロア―に2部屋しかないマンションなので、上下であれ子供がいない家とは人間関係は本当に希薄だなと驚きました。
諸川さんと言う名前もこの時知ったくらいで本当に遠い存在だったと亡くなられてから認識しました。
なぜなく亡くなったのか?
男性は無職で家族も友人もいなかったようで、修繕費とか管理費の支払いが滞ったことで管理会社が気づいて発見に至ったといいます。
管理人の話だと発見された時死後数カ月くらいたっていたので、はっきりとした死因などは分からなかったといいます。
遺体はかなり損傷していたと言いますが、事件や事故の可能性はなかったようで、ひっそり処理されたようです。
いつの間にか上の階の人が亡くなっているってちょっと恐怖だなと思いました。
恐怖の物音は何なのか?
この話を聴いた時何となく心に何かつっかえている感じがして微かな恐怖を感じました。
なぜなら、空き家になってからもう2年以上経つのに、人がいないという気配がしなかったからです。
というよりは、人がいる気配がずっとしてて現在もです。
足音は絶対にずっと聴こえていました。
たまにトントントンと壁をトンカチか何かで叩いているような音が続いていることもありました。
住み始めてからずっとですが、音に神経質な私は夜に洗濯機を回されるのがすごく嫌でずっと我慢してきましたが、これは今でも相変わらず続いているのです。
「絶対おかしい!納得出来ない」と完全に恐怖を覚えました。
事故物件に登録されている本当の理由
その夜私だけじゃなく他の家族も洗濯機の音が聴こえたというので気持ちが悪くなり、もう一度管理人に話を聴きに行きました。
本当に人が住んでいないのか確かめたかったのです。
もちろん誰もいるはずがないという答えでしたが、その時管理人が何となく納得したような落ち着いた口調で話した内容は恐怖でした。
全身がフリーズしシャットダウンしてしまいそうなぞっとする恐怖です。
実は一時30代位の女性が住んだことがあったものの、「幽霊が出る」とか言って間もなく出て行ったと言うのです。
「幽霊?」
管理人は詳しい話は知らないし、幽霊とか信じない方なのでその女性が精神病か何かなんだろうと思っていたといいます。
でも私の話を聴いて本当に幽霊がいるのかもと納得したようでした。
未だ買い手がつかない破格の事故物件!
一体今後住む人がいるんでしょうか?
うちは、子供の小学校も中学校もここから近いので恐怖の音と共存してでも、もうしばらくここに住み続けるしかありません。
毎晩の洗濯機の音、気づくと聴こえる床を叩くような恐怖の音、それだけに心の耳をギュッとふさいで。