39歳 事務職 女性 豆とらさん 山口県下関市で本当にあった怖い話
随分と昔の話になりますが私の体験した怖い話を聞いてください。
何かが部屋にいる・・・
その日いつものように仕事から自宅に帰り部屋に入ると何かがいるという感覚を初めて感じました。
その何かは見えないものでつまりは心霊なんだろうなといういう感覚です。
普段から金縛りにあったりすることはあってもそのものを日常的に感じることはなかったのでこの感じは少しやばいなと思いました。
とりあえず部屋でいつものように過ごしていても何かがいるんです。
見えないけど見られている、でもカーテンを開けて外を見ても何もいない。
ただ寒気がものすごく、飼っている猫がずっとドアの方を見て唸って威嚇しているんです。
除霊の儀式をして眠ることに
何がいるのかはわからないけど、とりあえず盛り塩を部屋の隅に置き、その日は電気をつけたままで就寝しました。
結局金縛りに遭う事もなく朝がきたので安心したんですが、起きて何か変だなと部屋を見渡すと、私の部屋のドアはドアの上にガラスがある構造なんですがそのガラスにびっしりと手形がついていたんです。たくさんの人間の手形です。
ゾッとしました。昨晩猫が威嚇していた、そのドアでした。触るのが恐いので布でガラスの部分を隠しました。
やっぱり何かがいたんだと怖くなりました。ただこれで終わりではなかったんです。
金縛りが毎日続くようになる
その日からその何かはどうやら私に憑いてしまったようで、その日を境に毎日毎日金縛りに遭うようになりました。寝ると昼寝でも5分だけ仮眠しても常に金縛りに遭うんです。
金縛りに遭うと狐のようなものがお腹の上を走り回っていたり、死神なのか黒いマントを被ったものが枕もとに立っていたり、メガネのおじさんが死ねと言ってきたりと何が憑いているかさえもわからなかったです。
金縛りがとけて目を覚ますと携帯が勝手に電話をかけている状態の時もありました。
友人と電話をしていると笑い声がするけど隣に誰かいる?と聞かれたり、出かけてもいないのに昨日〇〇にいたねと言われたりと訳がわからず、自分に何が起こっているのかこれからどうなってしまうんだろうという不安に潰されそうでした。
それでもだんだんとそんな状況にも馴れてきた頃、金縛りの内容が何かがいるものから変わり、今度は部屋からひっぱり出されるようになったんです。
それは金縛りだと目を開けると変な話ですがビューンと天井に引っ張られ外にというか空に連れ出されるだけなんですが、今度はそれが毎日続きました。
それに変わってからはこれは本当に自分は殺されるんじゃないかという恐怖でいっぱいになり、寝るのが怖くなってできるだけ寝ない寝ても明るい時間や誰かが近くにいる状態で寝るようにしたんですが、状況は変わらずでもうお払いしてもらうしかないと本気で考えていました。
ある日業者さんが来た日を境に・・・
それがある日を境にぱったりとなくなったんです。
2か月ほど経った頃、自宅にエアコンの取り付けするために業者が2人連れで自宅へ来たんですが、エアコンを取り付けている途中、1人が体調を崩してしまったんです。
汗をかいて顔が青ざめていました。少し横になれば大丈夫だからとその人は車へ戻り、仕方なくもう1人で取り付け作業は無事終わったんですが、その日から私を毎日悩ませた金縛りはぱったりと終わりました。
すごく申し訳ないんですが、きっとその体調を崩した業者さんへ憑いてしまったんだと思います。
私は結局お払いにも行かなかったので何が憑いていたかは未だにわかりません。
ただ1つとかではなく複数の人や動物の霊がいたように思います。
どこから入ってきたのかもわからないその霊達は私に憑いて何をしたかったのか、業者さんに移らず私に憑いたままだったとしたら今どうなっていたのか・・・。
これが私が体験した実話です。目に見えないもの、不確かなものは確実に存在します。
そしてそれはいつ自分に降りかかってくるかなんてわからない。
因みに手形のついたガラスは今は綺麗に何の跡形もありません。
信じてもらえなくてもいいですが実際に体験したのは事実です。
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