35歳 製造会社勤務の会社員 男性 kazuさん 長野県北佐久郡軽井沢町で本当にあった心霊の怖い話
この話は、今から1年ほど前に僕と友人たちが体験した実話の怖い話になります。
寒い冬の出来事で、僕自身初めての恐怖体験です。
今思い出してもゾッとする感じで、信じられない出来事になります。
長野県の旅館に宿泊する
僕は、関西に住む30代の男性になります。製造会社に勤める社員で、趣味は「旅行」です。
会社の仕事が終わりを迎える12月後半、僕は、友人2人と旅行を計画しました。
「年末、どこか旅行に行こうか」
「場所は、自然が多い所がいいな」
と、友人たちと話していました。
結局、旅行先として決まったのが、「長野県の軽井沢」で避暑地として有名な場所です。
僕は、2泊3日の長野県旅行を3人で楽しむ事にしました。
軽井沢へは、「車」で行く事になり朝から出発して7時間ぐらいかかったものです。
到着すると、関西とは違った雰囲気を感じて気分は良いです。
「ここが軽井沢か」
と、感動する僕。
自然が多く、他府県からも多くの旅行客が目立ちます。
僕たち3人は、予約していた旅館に行き宿泊する事にしたものです。
風呂で現れた女性
その日は、昼の3時ぐらいに到着した僕たちは、少し軽井沢を探索する事にしました。
軽井沢駅前には、いろんな店があり歩いて楽しむ事が出来ます。
僕たちは、2時間ぐらいブラブラ過ごした後、旅館へ戻りゆっくりする事に。
夜になると、部屋で夕食を食べてから温泉に浸かる事にします。
雰囲気のいい風呂で、とても気持ちが良く日ごろの疲れを癒す事に。
しかし、10分ぐらい湯に入っていると、風呂の横にある廊下に女性の姿が見えます。
「女性がいるぞ」
「誰だろう?」
と、僕たちは気になったものです。
女性は、30代ぐらいで浴衣を着ています。
横顔しか見えなく少し影がある感じの女性です。
「ここの宿泊客かな」
と、僕たちは口々に言い気にしないようにしました。
その夜、知らない女性が枕元に
風呂から上がった僕たちは、部屋でトランプや怖い話をして盛り上がります。
中でも心霊の話は、面白く一人2話づつ披露していきました。
時計を見ると、深夜12時になっていたので寝る事にします。
布団に入り電気を消して、明日はスポーツをする事に。
僕は、部屋の端ですぐに熟睡していましたが、枕元が気になり目を覚まします。
薄ら目を開いて見ると、そこには知らない女性が座っているのです。
「ギャーッ」
と、ビックリした僕は、起き上がると女性はいません。
隣で寝ている友人を起こし、女性の事を言いました。
「さっき、寝ていたら女性がここに座っていたんだ」
「マジか?」
友人たちも信じてくれています。
「もしかして、風呂に入っていた時、見た女性と違う?」
「確かに似ていたな」
僕は、女性を思い出しました。
少し怖くなった僕たちは、また布団で寝る事にします。
20分ぐらい寝ていたら、今度は、耳元で音が聞こえてきました。
「ガシッ、ガシッ」
僕は、目を開けると床の間に置いてある日本人形が動いているのです。
ガラスケースに入っている人形が、手と足をガシッガシッと。
「おい」
驚いた僕は、起き上がると友人を起こしました。
すると、日本人形は停止して動いていません。
女性はこの旅館で自殺した人だった
僕は、電気を点けて友人たちに、日本人形が動いていた事を教えます。
ガラスケースを開けて見て、人形を確認しました。
おかしい所はなく、普通の状態です。
「確かに、この人形動いていたんだ」
僕は、不安になり心霊や心霊を意識するようになります。
その夜は、何とか眠る事が出来て朝を迎える事に。
次の日、僕たちはテニスなどをして軽井沢を楽しむ事にしました。
そして、夜になり寝ていると、また知らない女性が枕元に現れます。
僕たちは、ロビーに電話をして従業員を呼ぶ事にしました。
「寝ていたら知らない女性が、ここに現れるんだ」
と、女性の従業員に言うと、
「そうでしたか。すみません。あのー、数年前に宿泊した女性が毒を飲んで自殺した事があるんです。」
「おそらく、その女性だと思います。」
そう言うと、従業員は、僕たち3人を違う部屋へ変えてくれました。
次の日、旅館を後にして帰る事になった僕たちは、何だか、スッキリしなく後味の悪い軽井沢旅行になります。
初めての長野県は、怖い話となり実話として思い出に残る事に。
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