実話の愛犬の心霊!好きだったシェルティの恩返し

ブログ記事自体も出典を明記して出典元にリンクをしていただければ著作権の範囲内で引用可能です

以前、私、龍の姉妹サイトの恋ピット『愛犬の死で立ち直れなかった筆者の不思議な心霊体験』でもご紹介したのですが、当時、亡くなった愛犬の心霊現象をもう少し詳しくご紹介したいと思います。

私にとって、とても愛していた・・・というより、恋をしていた犬だったので、愛犬が心霊となって出てきても怖いとは感じませんでした。犬と恋愛なんて変!と思うかもしれません。(愛犬も♂。私も♂ですが・・・。)

最後まで引き取られなかった犬

私の愛犬は、1999年2月に街で開かれた町内イベントで、獣医さんが貰い手を探しに訪れたことがキッカケでした。

何匹かの犬はすでに引き取られてしまい、私の愛犬は、最後に残った1匹です。

子供当時は、まるでタヌキのような顔で可愛くない!と思われたのかもしれません。

でも、獣医さんに「今日、引き取り手がいなかったら、保健所に連れてゆくしかない!」と言われて、心の準備も出来ていないまま、引き取ることに。だって、保健所って、捨て犬が最後につれてゆかれるところじゃないですか。

悲しいことになって欲しくない・・・人情ですよね。

家族を大切にした犬だった

でも、成長すると共に、本当に可愛く育ちました。立派なシェルティ(と柴犬のハーフ)

人懐っこく、不審者や運送会社の配達員には吠えますが、近所の人や、我々家族が不審者と思っていない人物には絶対に吠えません。

むしろ、愛くるしい仕草で可愛がってもらう方法が分かっている感じです。

家族団らんの時は、誰か家族とくっついていたいんですね。私の腕枕で寝たり、体の一部を必ず家族にくっつけて眠るんです。

私が夜遅くまでテレビを見ていると、うるさいのか、私の顔をジーとみて、鼻息をフーとやって怒るんです。で、パタッと倒れて、目をシバシバしている・・。

家族同士で喧嘩していると、一生懸命に仲裁しようと、ニコニコしながら、間に入るんですね。

まるで、兄弟のような愛犬でした。

13歳であの世へ

ちょうど13歳の誕生日を迎えた直後でしょうか。急に食が細くなり、食べ物が食べられなくなりました。2月頃です。

それから3ヶ月、どんどんやせ細って、ついには動けなくなりました。大腸がんでした。

しかし、たまに、どうやって登ったのか、家族が出かけて、家に帰ってみると、家の2階にいるんです。それも、私達が昔から使っている汗の染み込んだ毛布を絨毯代わりに使っていた所で、ふーふー言いながら寝ています。

そして、ゴールデンウィークの最終日。

フーフー言っている犬の水を交換してあげようとしたら、顔を一生懸命に舐めるんですね。なんだか、ありがとう・・・と言っているような気がしました。

その数時間後、他の家族が帰ってきたのを看取ってから、意識がなくなりました。

何度か、痙攣だけを繰り返します。

我々、家族も、「明日まではダメかな・・」と直感的に悟っていました。

その夜。居間に愛犬を寝かせ、我々は食事。

食事が終わった、その直後に愛犬が再び痙攣。私の母と妹が介抱したのですが、フッと息が止まってしまいました。それが最後でした。

家族が集まるゴールデンウィークの、それも最終日の、19時43分と、連休が終わるギリギリまでまって、家族が集まる時間の最後の最後になって、あの世に旅立ちました。少しでも家族と一緒にいたかったのだな。と、本当に感謝しています。

それも、満月の夜。

翌日、火葬する時は、スーッと煙が真っ直ぐに天に登っていったそうです。

そして心霊現象がはじまる

しかし、それから、家では変なことが多発しました。嫌な感じはしないのですが、常に何かが付いて回るような気配がする。

私が夜更かしして、深夜2時頃まで起きていると、1階から、シャッシャと爪を研ぐ音がするんですね。

私の犬は、夏は暑いので、日中はヒンヤリしている玄関に繋いでいたので、散歩の時間になると、吠える代わりに、玄関の石床を爪をしゃーしゃーやって、「散歩行こうぜ!」と誘うんですよ。

その時の爪の音です。

さすがにこの時は、リアル過ぎて、私も怖くなったので、家族を起こして見に行きました。もちろん、何もいず。

父が、何もない玄関に向かって、「こら!静かにしなさい!」と怒鳴った所、その後は、何も起きなくなりました。

ポルターガイスト現象も

それだけではありません。

私の愛犬は食いしん坊だったので、母が夕飯を作っている時は、じっと、それを待っているのですが、人が見ていないと、台所で食べ物が落ちていないかを漁りはじめるんです。ゴミ袋を漁ったりと。(私が散歩中にコンビニでソーセージを半分づつにして食べさせていたのが餌付けしてしまった原因です。)

夜の9時頃でしょうか。母と私で居間で話していた所、突然、ゴミ袋がバサバサ鳴り出したんですね。

ゴミ袋が落ちたとかではなくて、完全に漁っている音です。このときも「こら!ダメでしょ!」と、怒ったらピタッと止まりました。

他にも、私が深夜に居間のコタツで寝ていると、突然に金縛り・・・。

そして、目の中に犬の目線が見えるんですね。玄関から、私の方にどんどん近づいてくる・・・。そして、居間を暗くしてコタツで寝ている現実の今現時点の金縛りにあっている私が見えるんですよね。まるで、幽体離脱をしているように。

怖さはありませんが、びっくりしますよね・・・。さすがに自室に戻って、改めて寝ましたが。

その後、徐々に霊現象は無くなってゆき、49日頃には完全に心霊現象はなくなりました。それはそれで寂しいことなでした。

新しいチワワが家に来て

その2年後、私の実家に新しい犬が来ました。今度はメスです。チワワですね。

チワワが来た日は大変でした。

もともとチワワはよく吠えることで有名ですが、1日中、私の亡くなった愛犬の写真に向かって吠えまくるんですね。

怒っても、すぐに戻っていって吠える・・・。

普通は、犬は写真やテレビに反応しません。現実の犬と理解しないからです。

でも、吠える・・・。

それが、翌日にはピタッと治まったんですよ。まったく吠えなくなりました。私の亡くなった愛犬が雄だったからでしょうか?

または、私の愛犬は、本当に優しい犬だったので、チワワも理解できたのかもしれません。その後も、部屋の一部をジーッと見ていることはありますが、まったく吠えることはなくなりました。仲良くやっているのでしょうかね。

私にも良いことが

愛犬が亡くなったその後ですが、家族も度々、大きな病気や仕事でピンチになったりと、実に様々なことがありました。

私の父は過労で、家の階段で、一時期、心肺停止になったこともあるんですよ。

でも、今も元気です。家族全員、本当にピンチになると、なぜか、その次の瞬間に助けが入るというか、救われる人が現れたり、大事に至らず、何事もなかったかのように無事で幸せな家庭に戻るんです。

いまも、愛犬が家族を見守っているような気がしてなりません。

そうそう・・。たまに、散歩していると、私の手が引っ張られる感覚があります。犬の首につけたリードが引っ張られる感覚です。

今も、気が向いたら、私の散歩に付き合ってくれているのでしょうか?

Submit your review
1
2
3
4
5
Submit
     
Cancel

Create your own review

みんなの怖い話(みん怖)
Average rating:  
 3 reviews
 by kind dog

点数の星は5点満点を差し上げます。
とても良いお話しですね、愛犬君はあなたと家族皆んなが大好きなんですね。
まったく恐怖は感じません、むしろ微笑ましい限りです。
私は30年あまり犬を飼い続けて、数頭看取って来た中でやはり霊体験をしました。
亡くなって数日後、家の中を走り回る聞きなれた足音で来てくれた愛犬や、深夜眠っていると耳元で、クンクンと臭いを嗅ぎに来てくれた愛犬とかもおりました。
しかし一頭の愛犬が続けて何日も来てくれた事は無かったと思います。
その子によって、出て来方が色々あるようですネ。
現在も愛犬を飼っていて、歴代の愛犬達はベッドの枕元で、手元供養してあげておりまして、いつも近くで一緒に居ます。

 by さな

愛犬君も寂しくて離れられないのかなと思いました!愛犬君も愛犬君なりに感謝していて恩返ししてる様に思いました!怖い話しは嫌いですがとてものほほんとしたお話しでした☆

 by さな

飼っていた愛犬君寂しくて離れられないのかなと思いますね!愛犬君も愛犬君なりに感謝していて恩返ししてる様に思いました。怖い話しは嫌いですがとてものほほんとしたお話しでした☆

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次