私の恐怖体験!ハワイ旅行で撮影した心霊写真は語る

49歳 主婦 女性 くらげちゃんさん アメリカ合衆国ハワイ州で本当にあった心霊の怖い話

「心霊写真」をご存知ですか?

今の若い世代の方は「心霊写真」といってもピンと来ないかもしれません。

私が子どもの頃は「心霊写真」に関するテレビ番組がよく放映されていました。
怖い話に興味津々だった私は、テレビ番組の「心霊写真特集」をいつも食い入るように見ていました。

けれども、私自身は子どもの頃、実生活で「心霊写真」を見たことはありませんでした。

そんな私が「心霊写真」に関する怖い話を体験するなんて、思いにもよりませんでした。

これからお話する内容は、私が実際に体験した「心霊写真」に関する恐怖体験であり、実話です。

20年前のハワイ旅行

20年ほど前、私は結婚式をハワイのオワフ島で挙げました。

ハワイで結婚式を挙げたのは、
実父が大好きなハワイで挙式をしたかったのと、
実母と夫の両親を一度ハワイに連れて行ってあげたかったからです。

ハワイへは、私・私の夫・私の両親(実父と実母)・夫の両親(義父と義母)の6人で行きました。

ハワイでの結婚式は新婚旅行と家族旅行を兼ねていましたので、奮発して一流ホテルに宿泊して、オワフ島だけでなく、ハワイ島にも旅行に行きました。

ハワイでの結婚式はよい親孝行になりました。
実父とバージンロードを歩いた思い出は今でも私の心に残っています。

実父は写真を撮るのが趣味でしたので、ハワイに滞在している最中、私の結婚式の様子・宿泊したホテル・ハワイの美しい風景などをたくさん写真に撮っていました。

実父がハワイで使ったカメラはデジカメではなくて、昔ながらのフィルムを使う一眼レフカメラでした。

20年前はデジカメはまだ主流ではなく、フィルムを使うカメラが多く使われていました。

そして、ハワイから帰国した後、実父はさっそく、写真の現像に出しに近所の写真屋に行きました。

左足がない!

数日後、実父が写真屋から持ち帰ったたくさんの写真を見て、家族一同、騒然としました。

実父が撮影した写真の中で、義父の左足の膝から下が消えているのです!

義父が写っている写真はたくさんありました。

結婚式・宿泊したホテル内・ハワイ島での観光・オワフ島の海岸・ハワイのレストラン内どの場所でも、義父が写っている写真はすべて、義父の左足の膝から下が消えているのです。

左足がない写真を義父に渡すわけにはいかないので、義父が写っていない写真だけを夫の両親に渡すことにしました。

「左足の先が写真に写っていないなんて、義父の身に何か悪いことが起こる予兆なのだろうか?」と私たち家族は心配になりました。

しかし、幸いなことに義父は今まで健在で、大きな病気や怪我をしたことはありません。

ハワイでの結婚式ののちしばらくは家族全員、何事もなく月日は過ぎていきました。

ですので、ハワイで撮影した「左足がない義父の写真」のことはすっかり忘れていました。

結婚式から10年後

結婚式から10年ほど経ったある年の冬、当時の職場で勤務中だった私は、実母から衝撃的な電話を受けました。

「実父が交通事故に遭った。命に別状はないが、至急病院に来て欲しい」

病院に駆けつけると、実父はちょうど手術室に入るところでした。

病院関係者に話を聞くと、

・実父は道路を歩いていてトラックにはねられた。
・実父は左足を粉砕骨折していてこれから手術を受ける予定だ。

とのことでした。

実父は幸い一命をとりとめ、左足の手術は成功しました。

しかし、実父の大怪我をした左足は元通りにならず、懸命にリハビリしましたが、実父はゆっくりとしか歩けなくなりました。

そして、左足の大怪我で免疫力が低下したことが引き金になったのか、実父はその後、末期の肺ガンと診断され、5年前に亡くなりました。

実父の遺品を整理していて

実父が亡くなり、実父の遺品を整理していると、ハワイで撮影したたくさんの写真が出てきました。

その中に、義父の左足が写っていない写真を見つけました。

そのとき、私はようやくピンと来たのです。

20年前にハワイで実父が撮影した「義父の左足が写っていない写真」は、
「義父」への警告ではなくて、
写真の撮影者である「実父」への警告だったということを。

今回のケースのように、実際に写真に写っている人物へでなく、写真を撮影した人へ守護霊がメッセージを送るために心霊写真が写る場合があるようです。

今回のケースの場合、20年前のハワイ旅行のときに、10年後の実夫の左足の大怪我について、「心霊写真」を介して実父の守護霊が実父に警告していたのでしょう。

20年前に我々がこのことに気づいていれば、実父は左足を大怪我して亡くなることがなかったのかもしれないと悔やまれます。

以上、私の実話に基づく心霊体験をお話ししました。

現在は、デジカメやスマホが主流になり、フィルムを使うカメラを撮影する機会は少なくなりました。

デジカメやスマホが主流になってから、心霊写真は少なくなったようです。

もしあなたが、フィルムを使うカメラを使って写真を撮ってみたら、守護霊からのメッセージを「心霊写真」という形で受け取ることができるかもしれません。

私の妹も修学旅行で片足が写らなかった心霊写真テイカーの一人。守護霊のメッセージと受け取って気にしないようにはしていますが・・。

龍由樹

実話の怖い話・みんなの怖い話の管理人です。日本全国に伝わる恐怖体験を日々収集しています。過去に事故物件に住んだ経験や愛犬の幽霊に出会った体験など霊感はないのですが、様々な体験を通して霊界に興味を持った一人です。

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