沖縄のあるデイサービスにある呪われた椅子の話

霊に呪われた椅子

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27歳 介護福祉士 女性 よっぴーさん 沖縄県沖縄市で本当にあった怖い話

私が体験した奇妙な話です。あれは、去年の11月の出来事です。
私は、介護福祉士としてデイサービスに勤めています。

そこでは、ある心霊体験の噂があるのですが、最初は気にも止めていませんでした。

利用者さんも明るく、笑いの絶えないデイサービスでそんな奇妙な噂が実際にあるわけないと思い新入社員である私をからかっているのだろうと思っていました。

奇妙な噂とは

その噂とは、利用者様が座るテーブル席のことで、なぜかこの席に座ると体調を崩し入院になったり、デイサービスを辞める事になったり、亡くなったりと不吉な出来事が起こる「魔の席」と呼ばれる場所があるという噂話です。

先輩スタッフから話を聞きましたが、私はたまたまじゃないの?と思い信じていませんでした。

しかし、私がこのデイサービスに勤めて半年ばかりでしたが、この「魔の席」に座られている
利用者さんが亡くなったり、退所になったり、体調不良になって入院になったりと3名の利用者様がデイサービスからいなくなりました。

私は、なんだか恐怖心が芽生え、この「魔の席」の噂は、本当にあるのかもしれないと感じ始めていました。

あるおじいさんが魔の椅子に座ることに

しばらく「魔の席」は空席が続いていましたが、11月1日より言葉を発する事のできないおじいちゃんが座ることになりました。
普段と変わらない様子で過ごされていて、やっぱり噂は勘違いだ。偶然は重なる物だし、「魔の席」はないよと思い安心していました。

そんなある日の大雨が降っているお昼時、私はこのおじいちゃんに食事をあげるため、隣に腰掛け食事介助をしていました。

すると、おじいちゃんは急に笑い出し、奇妙な唸り声をあげ始めたのです。

私は、大丈夫ですか?とすぐに声をかけ、体調確認をしました。すると、目はきつく吊り上がり、顔色も青ざめいました。

私が、おじいちゃんの顔を見ると同時に「誰だ!!!」と大声で言ったのです。デイサービスの空気が一瞬でシーンと静まり返りました。

確か、おじいちゃんは病気で喋れないのに・・・なぜ?と私も他の職員もびっくりし、動揺を隠しきれませんでした。

その場にいた看護師が駆け寄り、確認をしようとするといつも通りのおじいちゃんに戻っていて、何事もなかったかの様子でこちらを見つめていたのです。

後から、主任から話があると呼び出されました。私は、食事介助がまずかったのかな?怒られるのかな?と不安な気持ちで主任のディスクへ向かいました。

しかし、不安とは裏腹に私は、主任から驚く内容の話をきかされました。

魔の席の真実とは?

実は「魔の席」は本当かもしれないという内容です。

あそこに座ると、健康な人でも必ず何か起きる、多分原因はあの日から
それは、ある男性の利用者さんがデイサービスに通っていた頃、お気に入りの席があってその席が今の「魔の席」。テレビも見やすく、外の景色も眺めやすいとても明るい席で人気席だった。
しかし、5年前の冬に、この男性利用者さんは心臓発作でこの席で倒れお亡くなりになられたそうで、家族もいなく、葬儀も小さく行われたそうです。

主任は、このおじいちゃんはとても寂しがり屋だったから、もしかしたらこのデイサービスに残っているかもしれないね。と遠くを眺めながら話していました。

この1件があり、現在「魔の席」は空席にするという決まりができて、誰も座っていません。

誰もいない席のはずなのに、私は誰か座っているような感じがして、あまり近寄りたくない雰囲気を出しています。

たまに、他の席に座っているおばあちゃんが「魔の席」を指差し、「あの人にもお茶もっていきなさい」などと職員へ言ったり、帰りの戸締りをする職員が「魔の席」から奇妙な声を聞いたりと現在でも、不思議な現象は起き続けています。

私は、1日も「魔の席」に座っている亡くなられた男性利用者さんがあの世へ行けることを
願いながら仕事をしています。

実はアメリカには、座ると必ず座った人が亡くなるという霊に呪われた椅子があり、誰も座らないように天井からつるされているという不吉な椅子があるのです。今回も同じような不吉な心霊に呪われた椅子なのかもしれないですね。
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