46歳 会社員 ポヌスさんさんの心霊体験
私は和歌山県和歌山市在住の独身男性です。
今から5年前に本当に怖い心霊体験をしました。
孝子峠を走行することに
当時私の住んでる和歌山市にはイオンモールはなく、買物する際は大阪府泉南市にあるショッピングセンターまで出掛けていました。
この頃は和歌山市と泉南市を結ぶ自動車道:第二阪和国道は全面開通しておらず、峠道手前までしかなかったんですよね。
その為、大阪・和歌山の県境を越えるには孝子峠を走るしかありませんでした。
しかし泉南のショッピングセンターからの帰り道が毎回同じ道路っていうのも味気なく感じます。
自分一人ならまだしも、彼女と一緒にウィンドウショッピングやドライブデートも兼ねてるわけですからね。
そんなある日、スマホの地図アプリを見て気になっていた場所を経由して帰ろうかと思いつきました。
ある公園に立ち寄った
気になったのは大阪府泉南郡岬町にある、比較的大きめの公園です。
多奈川って山中にある集落の事で、岬町周辺道路は所謂酷道。
狭すぎて地元民以外通らないってぐらいの道でした。
しかし地図アプリで周辺道路を確認してみると、昔と違って道路整備は行き届いてました。
なんと往復ニ車線になってるんです。
これなら公園を経由して和歌山市に帰るのもアリです。
夜なら人気もなさそうだし、展開次第では・・なんて下心を抱きながら公園へと向かいました。
土地勘はありませんでしたが、カーナビのおかげで楽々目的地である公園まで到着します。
ただ入口扉は開いているものの、通行チェックする建物がありました。
しかし時間は夜の0時過ぎですし、その建物内には誰もいません。
昼間ならここで停められるんでしょうけどね。
まあ扉も開いてるし・・・とそのまま道路に沿って車を走らせました。
入ってみると電灯もなく
しかし入ってみてすぐにビックリしました。
恐ろしいぐらい真っ暗なんです。
公園内の道路を走ってはいるものの、道路沿いに街灯等の光は一切ありません。
私以外の車は当然1台も走っていませんし、光源は私の車のライトのみ。
しかも多目的公園は山中にある公園ですから、本当に真っ暗なんですよね。
この多目的公園はかなり広かったので、そのまま車を走らせました。
真っ暗なのでわかりづらいですが、公園内駐車場を発見しました。
その駐車場の近くには公園内施設とかがあります。
暗すぎてどういう施設かはわかりませんが、道路からかなり高い位置にあり、キレイな夜景が見れそうだなと感じました。
車を駐車し、スマホのライト機能を頼りに施設へと歩いていきました。
施設入口からは上り階段となっており、結構な高さまで登りました。
なんとか頂上に着き、振り返ってみると和歌山市のキレイな夜景が見えました。
真暗でかなり不安を感じながら登りましたが、キレイな夜景のおかげで元を取れたかな~なんて感じてたんですよね。
彼女の様子が急に・・・
そのまま奥へと進むと、ソーラーパネルがズラーっと並べられていました。
ただ残念なことに、どうもここはソーラーパネル設置場所ってだけで、私達が楽しめるようなものはなかったんですよね。
まあ夜景を見れたしいいか・・って思ってたんですけど、彼女の様子が変なんです。
彼女は暗い所が苦手なので、この暗さに不安を感じてるのかなと最初は思ってました。
でもいつもの怖がり方じゃないんですよね。
彼女は私の服を掴み、ここはアカン・・・早く出ようと囁いてきました。
この時点では、彼女はトイレでも行きたいのかな?と軽く考えてました。
足音がもうひとり?
とりあえず彼女の言葉に従い、車へと戻ります。
すると途中で違和感を覚えました。
ここに居てるのは私と彼女の二人だけです。しかし足音はもっと多いんです。
彼女が真っ青になってたのは、こういう理由からだったんです。
この異常事態に気づいて無口になってると、彼女から振り返らずにこのまま車を目指そうと言われました。
結構奥の方まで来ていたので、車までの距離は結構あります。
歩いてる途中、足音は多く、そして大きくなってきてます。
つまり何者かの数は増加し、さらに向こうの方が私達より早いんです。
このまま歩いてると追いつかれる!と悟り、彼女の手を持って走りました。
このダッシュで後ろの足音は遠ざかったものの、追ってくる気配は消えません。
まだこちらに向かってる・・と焦りつつもなんとか車内まで逃げ帰りました。
すぐ車をロックしてエンジンを掛け、なんとか車を走らせました。
実は公園にはたくさんいた
無事公園から脱出すると、彼女から色々教えてもらいました。
公園内に入った時に奇妙な感じはしてたんだよね。
でもそれが何かわからなかった。
しかしソーラーパネルまで行ったらわかったよ・・・沢山いてたの。
私は霊感強いから、多分波長があって現れたんだと思う。
追っては来てないみたいだけど、もうここには来ないほうがいいね・・と。
彼女の言葉に従い、この時からその公園には近づかないようになりました。
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