29歳 加工食品卸売 男性 やまなかさん 山梨県上野原市で本当にあった怖い話
これは私が知人から聞いた、身の毛もよだつ恐怖体験の実話です。
心霊や妖怪などをどちらかというと元々信じていた私が、より一層信じざるを得ないと感じたものでした。
幼い頃からの付き合い
私は幼い頃からよく遊んでいた知人がいました。
まず親同士がとても仲が良く、その影響で私たちも必然的に仲が良くなり、お互いの家に泊まりに行ったりスイミングスクールなどにも一緒に通う仲になっていました。
ただ一つだけ、どうしても嫌な気持ちになることがあったのです。それは、その知人の家にはおばけが出るということでした。
おばけが出る知人宅
おばけが出るといっても、私はその知人宅で1度もそのような体験はしておりません。
しかしながら、その知人が私によく「こういうことがあったよ」というふうに怖い話をしてくるのです。今回話す内容は、その中でも1番不気味なものでしたし、考えただけでも心がモヤモヤしてくるようなものなのです。
ある日知人は夜中に目が覚めました。その日はいつもと変わらずにぐっすり寝れていたのですが、喉が渇いたので寝ていた2階の部屋から1階のキッチンへと降りていったのです。そして水道の水をコップに汲んで飲もうとしていた時でした。
なんとなく、自分の後ろから嫌な気配を感じたそうです。
うごめく何か
何か自分の後ろから気配を感じたものの、当時小学生だった知人はあまりの恐怖に後ろを振り向くことができませんでした。
自分の中で「見てはいけないものな気がする」と悟ったようなのです。
そのため、水をすぐに飲み干して下だけを見ながら自分の部屋に入ろうと考えていたその時です。
後ろで感じていた気配は、本物になってしまいました。何かがダダダダダダと這いずり回るような音がしたというのです。
しかもその知人の周りを何度も何度も通るようにです。
知人は怖くてたまらなかったようですが、どうすることもできずにその場で立ち尽くしてしまっていました。
するとしばらくするとその音は止み、何だったのだろうかと冷や汗まみれの身体で震えてしまっていましたが、なんとか水も飲みきったので2階の部屋へと帰ろうとした時、低い女性の声で「ああああああ」とうめき声が聞こえてきたのでした。
恐怖心に支配されてしまいそうになりながらも猛ダッシュで自分の部屋へと戻った知人は、なんとかそのまま布団に入って寝れたそうです。
その見えない何かの正体
布団に入って寝た後は、もう2度とその得体の知れない何かの気配を感じなくなったようでした。
なぜその晩にそんな出来事が起こったのかは不明ですが、もしかすると知人宅にはいわゆる霊の通り道といわれるものが出来てしまっているのではないかと思います。
他にも心霊体験を何度もしているようですからね。
その内容はまた機会があれば紹介していきたいと思っております。
みなさんも、夜中に起きてキッチンに行く際には会ってはいけないものに会わないように気をつけてくださいね。
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