戦争で亡くなった兵士の亡霊が私に乗り移った!終戦記念日に憑依した話

旧日本軍の亡霊

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26歳 編集者 女性 nukatanoookimiさん 神奈川県厚木市で本当にあった心霊の怖い話

これは私が高校生の時に体験した実話の怖い話です。

まだ酷暑の続く夏休みに、家族と一緒に少し遠くへドライブに行きました。久々のドライブに興奮しっぱなしだったのに、楽しい時間があんなにも怖いものになるとは思いもしませんでした。

実は、もともと家族代々霊感の強い家庭で育った私は、高校生になってから頻繁に心霊を見るようになっていました。そんな私が今でもたまに思い出す、特に怖い話です。

飛行機が飛び交う基地近くで

神奈川県にある厚木基地の横、相模大塚駅付近を通り出したときでした。

すごくワクワクしながら、外の景色を見ていたのですが、基地から飛び立った大きな飛行機を見たときに、普段感じないような恐怖感を覚え、同時に強烈な眠気と吐き気に襲われました。

遠のく意識にびっくりしながらも、どうすることもできません。逆らうことのできない身体の変調に驚くばかりです。味わったことのない体調にかなり動揺しました。

身体が動かない!兵士に囲まれる

家族が心配したこともあり、近くの駐車場に車を止めてもらいました。

「車に酔ったのかな?」と思い目を閉じた瞬間に、激しい金縛りに襲われました。

それにもかかわらず、身体が動かなくなっている間、私は深い眠りに落ち、夢を見ました。

その夢の中では、戦争中の兵士がたくさん自分を見下ろしていました。

丸刈りにした頭、手には旭日旗。青白い顔をした兵士たちが真っ直ぐ自分を見つめています。

その一人一人が、涙を流しそうな悲しい顔をしていました。

見つめれば見つめるほど、兵士たちの顔が近づいてきます。

とうとう触れそうな距離になってしまう!そう思った時に絶叫してしまいました。

勝手に歌いだす口

バッと目を覚ますと、そこには見慣れた家族が、心配そうにいろいろな飲み物を用意したりと看病をしてくれていました。

金縛りに遭っている間見た夢を話したところ、家族たちは口をそろえてこう答えました。

「国歌歌ってたよ」

私は金縛りに遭っている間、ずっと国歌を口ずさんでいたようです。

そんな記憶は一切ないですが、きっと日本のために戦争で亡くなった兵士が取り憑いたんだと痛感しました。その日は、終戦記念日だったからです。

希望半ばで亡くなった兵士の心霊が、霊感のある私の身体を借りて、「最後の忠誠」を誓ったのでは?と思い、天国に行くようにと手を合わせました。

それは、まだそこにいた

体調もすんなり良くなり、その日はそのまま帰宅しました。

その日の夜、眠っていると誰かが動いているような気配を感じました。音楽プレイヤーでもつけっぱなしにしていたかな?と目を覚ますと、そこには、お昼夢の中で見た兵士が、部屋の片隅に立っていました。真っ直ぐ前を見つめ、悲しそうな顔をしていました。

あまりにも驚いた私は、小さな声で「わっ!」と声を出してしまいました。

兵士はその声に気付き、首をこちらに傾け始めました。

とうとう近づいてくる…と思った私は、目が合わないように布団をかぶろうとしましたが、また金縛りが!布団に手を伸ばすことすらできません。

足をこちらに向けだした兵士と目が合った瞬間、私はまた意識を失いました。

次の瞬間、もう朝になっていました。あの兵士がどうなったか今でもよく分かりません。

次の日、一杯の日本酒だけお供えしました。これが私が終戦記念日に体験した怖い話です。

実はこの怖い話は、相模大塚駅付近であった出来事とのこと。当時は日本軍の飛行場があったりと軍事的にも重要な場所だったようですので、その時の怨念が残っていても不思議ではないですよね。

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