26歳 フリーター 男性 ゆうまさん 新潟県西蒲郡弥彦村で本当にあった怖い話
私は以前に全国的に長期的な旅行をした経験があります。
これは、そのときに本当に体験した怖い話です。
当てのない旅がコンセプトであり自分の気分で目的地が違う為、行く所の全てを新鮮に味わう事が出来ました。
しかし計画性の低いやり方で各地を旅行するので思い掛けない事にも遭遇します。
車が一切通らない山道を長時間歩き続けたり、人が殆どいない地域に足を踏み入れてしまっては周辺に店が無く食べ物、飲み物を探すのに苦労するなど大変な事もありました。
その中で最も怖い話は新潟県に位置する、ある民宿で起きた心霊体験です。
これから霊体験が起こる弥彦村に到着
当時は9月頃で季節的に暖かい為か徒歩が多く今回も秋田県から海岸沿いを南に長距離を歩いていると気になる観光スポットを見付けました。
観光名所は弥彦山であり見るからに長閑な田舎町で自然あふれる風景でした。
ロープウェイを使用して山頂付近で独特な風景を満喫、夜は何処かの民宿に泊まろうと思いながら自然を楽しみました。
気のせいか現段階で少しですが何らかの違和感があったのを今でも覚えています。
霊体験の中心核となる民宿のチェックイン
当てのない旅なので夕方の4時には下山して空き部屋のある民宿を探しました。
観光シーズンでなかったのか意外と早く宿泊先が見付かりチェックインをしました。
これから心霊体験が起こる民宿ですが建物は至って普通でした。
強いて気になる所は宿泊部屋に入ると後ろから生暖かい風が流れてきて夜には少し肌寒くなった事でしょうか?
これが怖い体験の因果関係があるかどうかは今でも分かりませんが今迄に他では体験した事がない感覚でした。
私は怖がりですが今迄に心霊体験をした事がないので基本的に霊感はないと考えていますが今回の気温差は季節的な物なのかと思いながらも頭の片隅で山頂に居た時と同じ様な違和感がありました。
夜中に起こった心霊体験の状況
歩く事が多い旅なので夜11時位になると疲れて眠気が刺してきました。
私は寝る前に煙草を一服しベッドで横になりました。
何時間程経ったのか分かりませんが夜中に目が覚めた時に寝る前に感じた違和感がありましたが今回は少し強い感覚に襲われました。
すると私の中で防衛本能が即座に働いたのか上布団を瞬時に被り身体全体を覆い隠す様にしました。
その直後、ベッドが強く揺れる様な感覚が私に襲い掛かって来ました。
直ぐに分かった事はベッドが揺れているのではなく私自身が全身から強い震えが出ており何かの恐怖に怯えているのを身体が教えてくれている感じでした。
全身に被っている上布団を剥ぎ取ろうとする様な力が働いているので私は必至で震えながらも布団を掴み布団が剥ぎ取られない様にしました。
1分もしない内に震えは止まり身体がすっきりとした感じになりましたが怖くて布団から出られなかったので携帯電話の画面を見ると時間は夜中の3時過ぎでした。
全身から汗が出ても布団から出る勇気がなく、そのまま朝を迎える事になりました。
退室時に気掛かりとなった経営者の意味深な話
朝の5時過ぎには外が少し明るくなっていたので急いで布団から出て部屋の明かりを点けましたが前日から感じていた違和感は嘘の様になくなっていました。
7時過ぎに民宿の賄いである朝食を食べながら失礼ながらも経営者の人に前日の件を訪ねてみる事にしました。
しかし当民宿は霊的な物はいないと言っていましたが外から連れて帰ってくる物に対して否定できないとの事でした。
確か私が山頂付近に行った時にも違和感があった元凶が民宿まで付いてきたのかと考えると再び寒気がしてきました。
その後は何事もありませんでしたが霊を見た事がない私にも確信した事は私に憑いていたであろう得体の知れない存在は決して好意的ではなかった事です。
結局最終的に心霊を見る事はありませんでしたが怖い存在を肌で感じ取ったのは間違いありません。
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これ、連れてかれなくてよかったね!!と思います。
山は確かにいろんなものがいるといわれますが、ここまで露骨にやられるとバクバクです。肝が冷えました。
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