交通事故の地縛霊

地縛霊は次の犠牲者を求める!引っ張られそうになった体験談

47歳 主婦 女性に起きた心霊現象

私が中学校に通っていた頃,通学路の途中に,信号のない小さな交差点がありました。

交通量もさほど多くなく,見通しが悪いということもないのに,なぜかその交差点ではよく事故が起きるらしいのです。

道の脇に花束や飲み物が供えられているのを,何度も見かけたことがありました。

ある日の学校帰りのことです。

学校帰りに出会った交通事故

周りによく注意しながらその交差点を渡り,自宅の方角へと向かって歩いていた時,後ろでキキーーーッ,ドン!! というとてつもなく大きな音がしました。

身をすくませながらおそるおそる振り返ると,そこには,交差点の真ん中で停車した車と,不自然な格好で横たわる,男性らしき人の姿が…。

私は恐怖のあまり助けを呼ぶことすら思い付かず,無我夢中で家に走って帰り,自分の部屋にこもって長い間震えていました。

そのような事故の現場に居合わせるのは生まれて初めての経験で,これまで想像もしたこともないほどのショックを受けていたのです。

毎日の通学路、通らないわけにはいかない

次の日,もちろんその交差点を通りたくはなかったのですが,遠回りする道もなかったため,私は渋々そこへ向かいました。交差点には,捜査のときに描かれたのであろう白いチョークの跡と,真新しい花束とが残されていました。

「ああ,あの人,亡くなったんだ…」

私はまたショックを受けました。

もしあの時私がどこかに助けを求めてすぐに救急車を呼んでいたら,あの人は死なずにすんだかもしれない。

私のせいで,あの人を死なせてしまったのかも…。まだ中学生だった私の心には,大きな罪悪感と恐怖とが刻み付けられました。

まさかの私にも??

ひと月ほど経った頃でしょうか。私の心の傷も少しずつ癒えて,事故直後ほどの恐怖を感じることなくその交差点を渡れるようになっていました。

その日も,交差点の手前で立ち止まり,よくよく左右を確認しました。

右手から,かなりのスピードでこちらへ向かってくる車が見えました。

「あの車が通り過ぎたら渡ろう。」

そう決めて待っている私の右足が,なぜか勝手に,前へ一歩踏み出そうとしているのに気づきました。

「え?」

止まらなきゃ。今渡り始めたら,絶対に轢かれてしまう。

そう頭ではわかっているのに,私の足は私の意思に反して,一歩,また一歩と,交差点の真ん中へ近づいていきます。

一気に,背中に冷たい汗が流れ始めるのを感じました。

いやだ,まだ死にたくない,誰か助けて… 声にならない声で叫んだ時,この前聞いたのと同じキキーーーッというブレーキ音とクラクションとがすぐそばで響き渡り,私は思わず目をつぶりました。

「バカヤロー! 死にてぇのか!」

怒鳴り声が聞こえて,私はおそるおそる目を開けました。

私のすぐ横に停車した車の窓から,運転手が身を乗り出して怒鳴っています。

私はふらつきながらもなんとか交差点を渡りきり,道路脇にへたり込みました。

地縛霊はいつまでもそこに残り続ける

助かったんだ…。

そうだ,早くここから離れなきゃ。

体を起こそうと手を地面に着くと,がさり,と何かが指先に触れました。

それは,茶色く枯れ果てた,花束の残骸でした。

私の手に触れて砕け散った花びらは,からからとあざ笑うような音を立てながら,風に乗ってどこまでも道路を転がっていきました。

事故で亡くなった人の魂は,地縛霊として現場にとどまり,他の人々を道連れにしようと待ち構えているのだそうです。

どうか皆さんも,花束の供えられた交差点を渡る時には,十分に気をつけてください。私のような恐怖体験をされることがありませんように…。

サイト管理人の私、龍も東京都の葛飾区の京成本線沿いの物件探しをした時にも、交差点でよく事故がおき死者も頻発していると不動産屋から聞いて契約を断念したことがあります。事故物件だけでなく、交差点などでも、普段、お花が供えてあるような場所は、注意が必要ですね。
この怖い話に点数をつける
1
2
3
4
5
Submit
     
Cancel

この怖い話に点数をつける

恐怖体験の怖きゃん倶楽部
Average rating:  
 0 reviews