薄明かりの幽霊

薄暗い部屋に現れた男の霊

40歳 派遣社員 男性の恐怖体験

以前住んでいたアパートの出来事です。始めて家を出て自立して始めてアパートを借りた時の話です。恐怖体験であり不思議な
感じをした話です。

今で思えば夢だったのか、引っ越してからはそういう体験がないのですが、何度も不可思議な出来事に、もともと幽霊の類を信じてなかった私も、にわかにこれが心霊現象なんではないかという気持ちになりました。

突然の金縛り

当時私は三交替制で工場に勤めていました。勤務としては短いのですが、交替制というのは睡眠時間がばらばらとなり、体の不調も度々起こるのです。結構しんどい勤務形態です。

丁度中勤の時でしたがいつものように寝ようとしてました。梅雨に近い時期でやや生暖かい風も吹いており、なんとなく薄気味悪い雰囲気がありました。暫くすると寝付く訳ですが、突然体が動かなくなりました。

よく解らないのですが、寝ているのに意識がはっきりとしています。手術で行う局所麻酔のような状態で、体は動かないのに意識があるという現象になりました。これがいわゆる金縛りというものなのだと、翌日冷静に考えた訳です。

薄暗い部屋に現れた男の幽霊

暫くすると薄暗い部屋が急に昼間のように明るくなり、眼鏡のかけた50代くらいのおじさんが急に現れこちらをじっと見ている状況になりました。

恰好はやせ型で、どこにでもいるおじさんという感じでしたが、全く顔の知らない人で勿論親族ではない事は確かです。

見た事もない人が現れ、一体動かない体の状況で一体何をされるのだろうと恐怖感にかられました。

始めてのこういう現象にさすがに恐怖であり、一体どうしていいか解らない状況となりました。

おじさんはじっとこちらを見ていて、特に私に対して攻撃的な事をやる様子はありません。とにかくこちらをじっと見ていて不動な訳です。そして気が付くと朝を迎えていました。

寝汗をかいており、一体何が起きたのかが解りません。夢という解釈も出来なくはありませんが、しかしその割にその内容をはっきりと覚えており、夢という結論で片づけるには自分としては納得いきませんでした。

またしても・・

更にそれから数週間後。またおなじ現象がおきました。その時、やはりこれを夢という現象で片づけるには、同じおじさん同じ現象、同じ時間帯に現れる事から心霊現象と考えるようになりました。やはり金縛りにあっており身動きが取れません。

この現象引っ越しするまで全部で4回起きています。これを夢と言えるのでしょうか。

始めて引っ越しした先で起きた現象に、こんな事があるのだろうかと焦慮したのを覚えています。しかし4回目にはさすがになれてきたと言え、そのおじさんに問いただして見ようと思いました。何か私の顔が珍しいのでしょうか。と聞くとひゅーという音を出して
消えていきました。

それ以来引っ越しするまで、この現象は全くなくなりました。若干こちらが不機嫌というか恫喝に近い口調もあったのかもしれません。幽霊もびっくりしたのかな?と思います。

墓地が近くにあった

とくにお墓などが近くにある訳ではありませんが、少し遠い所に大量の墓地がある事に気が付きました。

同じ町内で引っ越しをしましたが、場所が結構離れておりこの場所に墓地がある事自体しりませんでした。私は今でも心霊現象ではなく、夢の一環だと思いますが、その割には今でもはっきり覚えているのがふにおちません。

特に金縛りという現象は、あれ以来経験がありません。

始めてかかった金縛りは、経験の無い事もあり大変恐怖感にかられました。自分の体が全く動かないという現象は、これまで生きてきた中で経験がありません。又、この現象を科学的にとか、相談できる人や解明できる人もいないと思います。

一体なんだったんでしょうか。今でも私の人生では不思議な体験として記憶に残っています。