事故物件!渋谷の賃貸マンション内見で契約を邪魔する心霊

45歳 ブライダル・イベントプロデューサー 女性 みきいぬさん 東京都渋谷区初台で本当にあった心霊の怖い話

これは友人のH子が彼氏さんと同棲するために賃貸マンションを探していた時の実話です。

ふたりは最初、京王新線沿いか中央線沿いで物件を探していました。

まさかこのあと恐ろしい心霊体験が待ち受けているとは、そのとき思いもしなかったのです。

ネットで空き部屋情報を探して問い合わせて内見してもイメージと違ったり「もう決まりました」とか「入居中のため内見は出来ません」など人気路線の物件は競争率が高いらしくなかなか決まらず困っている様子でした。

事故物件サイトもチェックしていたのに…

少し範囲を広げてみようかということになり、この頃になるとH子から頻繁に物件の情報がラインに送られてきて

「どう思う?」

と相談されることが増えていました。
彼氏さんも仕事が忙しいらしく、その夜H子と私はグーグルマップを開きながら

「ちょっと日当たり悪そうだね」
「収納少ないよね」
「敷金礼金なしで即入居だって!怪しくない?」
「心霊出るんじゃない?」

有名な事故物件サイトもチェックしながら

「ここは大丈夫みたい」
「ちょっと駅から離れてるけどどうかな?」

と盛り上がり、5件のマンションを候補にあげて朝一番で問い合わせをしてみることになりました。

マンション内見に同行すると…

5件を問い合わせ3件の内見ができることになったとのことで早速ふたりは不動産屋さんと一緒にマンションを見に行ったそうです。

そのうちの1件がふたりの希望に合っていて仮申し込みを入れてきたそうですが、本契約のために不動産屋さんを訪ねるとトラブルが発生して契約できなくなったというのです。

そのトラブルの原因も教えてもらえないまま落胆したふたりに

「ここはいかがですか?」

と希望より少し狭い間取りのマンションを紹介されたそうです。

「ホントついてないよ」

と落ち込むH子にたまたま週末の予定がなかった私は

「ついていくよ!」

と一緒にそのマンションを見に行くことにしました。

実は私には小さいころから霊感があり、なんとなくふたりには任せておけないような気持ちになったのです。

なにかがいる…

H子と彼氏さんと待ち合わせて不動産屋さんが運転する車でマンションへ向かう途中、いきなり黒猫が道路を横切り、危うく事故になりそうでした。

嫌な予感がしました。

そしてその予感は当たったのです。

とても明るいのにうすら寒い感じのエントランスを抜け、エレベーターに乗り込んだ時…私は見てしまったのです。

閉まる瞬間に一瞬、なにかの黒い影。

この世のものではない。

心霊だと直感しました。

H子と彼氏さんはまるで気付かずニコニコしていましたが私は引き返したくてたまりませんでした。

部屋に入ると少しかび臭く

「今週中にリフォームが入る予定なので」

と説明されながらついていくとクローゼットが空いていて、よく見るとクローゼットの中一面が真っ黒。
まるで炭のようでした。

「きもちわるい…」

H子がつぶやいたその時

ドン!!!!

ベランダ側の窓になにかがぶつかったような音がして、耐えられなくなった私は

「もう帰ろう?」

とH子に言ってその日は帰ることにしました。

契約していたらどうなっていたのか

彼氏さんは何も感じなかったといい

「もう決めていいんじゃないか」

と言い始めたそうです。

H子も物件探しに疲れていたこともあり、あそこで決めることにしたよと連絡をしてきました。

私は

「絶対ダメ、あそこはダメ!!」

と反対したのですが

「他にないしなぁ…別に事故物件ってわけじゃないし…」

と諦めている様子。

「ねぇH子、最初物件探してた時って事故物件とか気にしてた?」

ふと私が知らないふたりだけで見に行っていた物件が気になりました。

「最初のはそういえばチェックしてないかも」

最初に内見した物件の住所を調べると火災により人が亡くなっている物件だったことが分かりました。
きれいにリフォームされており全く分からなかったそうです。

その物件の心霊がずっとH子たちに取り憑いていたのでしょうか?

一緒に見に行ったマンションの黒いクローゼットも焦げ跡だったのでしょうか?

そうやって引っ越しを邪魔して何を訴えたかったのでしょうか?

亡くなったのは独身の女性だったそうです。

その後、近所の神社でお祓いをしてもらいましたが、あのまま契約していたらと思うと今でもゾッとします。

事故物件は事故の直後の契約者には告知する義務はあるのですが、2契約先の人には告知しなくても良いらしいですね。大島てるさんのサイトに詳しく掲載されていますが、事故物件には当たりたくないものです。