42歳 会社員 女性 まめすけさん 神奈川県厚木市で本当にあった怖い話
今回お話しする心霊現象は私の友人が体験した実話です。あれは私と友人が高校3年生の時でした。
当時友人は学校が終わり用事もないので、学校終わりにそのまま家に帰り普通に過ごしていました。
そして、夜11頃になり眠くなってきたので風呂も済ませ寝ることにしました。
特段何も変わらない普通の日常です。明日も学校があるから、面倒だなとそんなことを思いながら眠りにつきました。
家族全員家にいた夜に・・
友人の家はそれなりに交通量のある一般的な県道を少しそれてちょっと坂をのぼったところにある普通の二階建ての一戸建てです。
両親と妹との4人暮らしで、その日も全員家にいました。
両親は1階の寝室にいて、妹は2階の自分の部屋、そして友人も同じく2階の自分の部屋でいつも寝ていて、その日も日常と変わらず自分の部屋で寝ていました。日頃の疲れもあってか、友人は寝てからすぐに深く寝入ってしまったとのことです。
寝付いてから数時間、夢の中で、ドーンという爆発音のような音が聞こえた気がしました。
しかし、友人はそのまま気にせずに眠っていました。しかし、その音を聴いて少ししたくらい、時間は夜中の2時、友人は何か異変を感じました。何とも言えない違和感。でも、寝ぼけていて何かわかりません。
左手に見たものは
しかし、次第に目が冴えてきました。冴えてくると同時に、左手に違和感を覚えました。
そして、自分の左手を見ると、心臓が止まりそう、息をのみました。一瞬声も出ません。
なんと自分左手に、手首から下だけの手が自分の手首をつかんでるのです。
完全に目を覚まして我に返った友人は恐怖のあまり大声で叫び、その手を必死で振り払おうとして手をバタバタと振りました。
必死で振り続けました。そうすると、大声をあげる息子に何事かと思った両親や妹も部屋に飛び入ってきました。
「いったいどうしたんだ!」と父。「手が、手が!」うまく伝えられません。「は?」意味のわからない父。
「手が握ってくるんだ!」そう言い左手を差し出す友人。その手には何もついてません。
「なんだ、夢でも見てるのか、まったく近所迷惑な」とあきれ気味の家族たち。
「いや、違う、手首から下だけの手が、握ってきたんだ」さらに説明する友人。でも、どこを見渡してもそんなものありません。
呆れて家族がそれぞれの寝室に戻ろうとした時でした、外から救急車のサイレンが遠くから聞こえてきました。
そして、その音は近づいてきて近くに止まったようです。「誰か近くで病気とかかな?」みんな気にせずそのまま就寝しました。
散歩に行くことに
しかし、友人は怖くて眠れませんでした。しばらく横になっていたのですが、まったく眠れないので、外に散歩に行くことにしました。
そうすると夜中にも関わらず何やらザワザワしてて野次馬が少しいます。警察や救急隊員が道路や茂みで何かをしています。
ちょうど近所のおばちゃんがいたので、挨拶をして話しを聴いてみます。
おばちゃんが言うには、先ほどここでバイクとトラックの衝突事故があって、バイクの方が亡くなったらしい。
そして、事故の衝撃で左手の手首から下が千切れてどこかにいってしまい見つからなくて今、警察が探してるとのことでした。
この怖い話は実話であるにも関わらず、友人は誰も信じてもらえず悲しんでおりました。でも、私は信ぴょう性のある心霊話だと信じております。
友人は鳥肌が立ち、全身から汗が吹き出し震え始めました。もしかしたら、さっきの左手は自分の体を探して彷徨っていて、
自分のところに来たのではないかと。その後、無事に左手は見つかりご遺体のもとに戻されたようです。
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