35歳 専業主婦 女性 みんみんさん 群馬県渋川市で本当にあった怖い話
私は自分に霊感の類はないと思っていますし、幽霊が実際にいるかどうか、正直わかりません
怖い話は大好きなのですが、実際に自分の身に何か心霊現象のようなことが起こるのは、正直嫌だなという思いはあります。
しかし、これまでになんとなく不気味だなという体験は何度かしてきています。
これは、そんな私の実家の近辺で起こった、あるいは現在進行形で起こっているかもしれない実話です。
これが最初のできごと? お隣さんの不審死
私が幼稚園の頃の話なのですが、実家の隣に住んでいるおばさんが亡くなりました。
ご夫婦と息子さん二人のご家庭で、恐らくおばさんはまだ40代くらいだったと思います。
ご近所の人が亡くなるというのは、だれしも一回くらいは経験することでしょうから、大したことではないでしょう。
しかし、おばさんは特に持病もなかったようですし、亡くなっていた場所は浴槽の中だったとか。
お酒を飲んでいたというわけでもなかったようですし、しかも当時幼稚園だった私の耳にもこの話が入ってきていることから、おかしな亡くなり方だと近所で噂になっていたのは確かです。
同級生のお母さんまで…原因不明の死
例の亡くなったおばさんのさらにお隣の家には、私の同級生Mちゃんの家がありました。
元々はMちゃんの祖父母が住んでいた家で、小学校の入学と同時に、Mちゃんは両親とお兄さんと一緒に引っ越してきました。
特別Mちゃんと仲が良かったわけではありませんが、家が近く通学班が同じでクラスも一緒ということから、時々遊んだりしていました。
そのMちゃんのお母さんですが、私たちが中学生の頃に急に亡くなりました。
ある時、具合が悪いからと入院したと思ったら、そのままあっという間に容体が悪化してしまったのです。
もしかしたら何か病気がちだったのかもしれませんが、あまりに急な出来事だったため、ご近所の人たちも驚いていたことを覚えています。
しばらく平穏だったのに…次々起こる不審死
ここまではよくある話なので、特に怖い話ということはないと思います。
その後は10年ほど特に何も起こらず、私も大学進学や就職などを経て実家を離れていたのですが、あるとき帰省すると、お向かいさんが亡くなったと聞きました。
高齢のご夫婦2人で住んでおり、奥さんが亡くなったとのこと。
年齢的に特に不思議なこともなく、ただ見知った顔の人だったので、そうか寂しくなるなあくらいにしか思っていませんでした。
そこからさらに数年後、新型コロナウイルスが流行し帰省できずにおり、しばらくぶりに実家に帰ったときのことです。
さらにお隣さんが亡くなったというのです。
最初に亡くなったおばさんのお宅は実家の右側に面していますが、今度は左に面したお隣さんです。
その家のおじいさんとおばあさんが相次いで亡くなったかと思ったら、息子さんご夫婦も亡くなったとか。
さらには、そのご夫婦の娘さんまで亡くなったというのです。
それに加え、斜め向かいのお家の奥さんまで亡くなったとか。
いくら何でも、短期間で人が亡くなり過ぎではないかと、ここにきてとても不気味に感じてきました。
実家の周りでは何かが起こっているのか?
ここまで自宅の周りで人が亡くなるというのは、よくあることなのでしょうか。
高齢者ばかりが住んでいる地域ならわかるのですが、亡くなった人の多くはまだ若い人もいるので、違和感が否めません。
幸いにも実家には何も起こっていないと思いたいのですが、実は私が生まれるよりも前に、兄が亡くなっているのです。
詳しい話を両親から聞いたことはなく、親戚もその話に触れることはありません。
なんとなく聞いてはいけない雰囲気があるのです。
また、これは関係あるのかわかりませんが、大学生の頃の夏休みの帰省中、深夜に洗面所で歯磨きをしていると、背後からはっきりとした男性の声で「早く寝なよ」と言われたことがあるのです。
父は2階の寝室ですでに寝ていましたし、もう1人兄がいるのですが、その時は帰省していませんでした。
幽霊の声だったのかはわかりませんが、この出来事だけは確実に聞き間違えではなく、誰かの声だったと言い切れます。
実話の怖い話と言っていいのかわかりませんが、私にとってはとても不気味に感じているできごとです。
それに、もしかしたらまた誰か不審な死を遂げるのでは…とそこはかとない不安もあるのです。