26歳 フリーター 男性の心霊体験
私は宮城県に住むフリーター男性です。私の高校生の頃に体験したお話をしたいと思います。
ある日、軽音楽部に所属していた私は部活も終わり帰路につきました。
帰宅後、食事、入浴を済ませ布団に入り就寝したんです。
そしてその日は夢を見ました。
高校の授業の夢で
いつもは夢など見ても曖昧にしか覚えていないですが、その夢に関しては今でも鮮明に覚えております。
その夢というのは、高校で授業を受けている所から始まりました。
いつも通っている学校、いつもと同じ先生、いつもと同じ席、全く変わらない景色でした。
やがて授業も終わり、部活の時間になり、生徒たちが各々の部活に向かったり、教室でしゃべっていたりしていました。
私も部活に行こうと席を立ち、移動することにしました。
ただ部室は私の教室がある棟ではなく別の棟にあるので渡り廊下を渡って部室のある棟へ向かわないといけません。
なのでいつも通り教室を出て、階段を降り4階から2階に降りて渡り廊下に差し掛かりました。
学校に誰もいない!?
するとさっきまで賑わっていた学校が嘘のようにシーンっと静まり返り周りには誰もいなくなってしまいました。
私は不思議に思いつつも部室へ向かうために渡り廊下を渡り始めました。
少し渡ったところで渡り廊下の反対側に人影が見えました。
窓の外を見ていた私はその人影が見えたタイミングで前を向いたんです。
その人影は車椅子を押した白髪で腰の曲がった老婆でした。
何故高校におばあさんがいるのか、なぜ車椅子を押しているのか疑問に思いましたが、私は部室に向かわないといけないためお婆さんの方に歩いて行かないといけません。
気持ち悪いなと思いつつだんだん近づいていきます。
近づいて分かったのですが車椅子の上には日本人形が乗っていました。
黒くて長い髪、光のない目、赤い着物。かなり不気味に見えました。
そしてお婆さんとすれ違う時、なるべく目を合わせないように目を伏せて横を通り過ぎました。
ふと後ろを振り向くと・・・
何事もなく胸をなでおろしふと気になって後ろを振り返ったんです。
そこには車椅子の上に乗っていた日本人形の右手を持ってこちらに向かって手を振り、気持ち悪く笑う老婆の姿がありました。
私は怖くなり振り返り一目散に走って逃げました。
渡り廊下を渡り終わったところで周りにはいつものように人がいて、騒がしい学校に戻りました。
もう一度渡り廊下の方を見てみると老婆の姿は消えていました。
気持ち悪く思いながらも私は部室に向かいました。
部室では部活のメンバーがいてほっとしたことを覚えています。
その後普通に部活で練習を済ませ、部活の終わりの時間になり帰路につくことになりました。
ほとんどの生徒が下校して静まり返った構内を歩いていた時、私は教室に忘れ物をしたことを思い出しました。
部活の他のメンバーに先に行っといてと伝え、教室に向かうことにしました。
またしても・・・?
ただ教室に戻るには先ほど老婆とすれ違った渡り廊下を渡らないといけません。
老婆がいないことを願いながら渡り廊下について渡り始めたタイミングでまた向かい側から老婆が車椅子を押してこちらへ歩いてきます。
「まただ。」
と思いつつも老婆から目をそらし老婆の方に歩いていきます。
すれ違う手前に老婆のほうを見てしまい気づいたのですが車椅子の上に乗っていた日本人形がないのです。
え?なんで?と思ってタイミングで老婆とすれ違いざま老婆の顔を見てしまいました。
老婆は私の顔をまっすぐ見てニタニタと笑っていました。
その時目を覚ましたんです。
すると私の右手は痙攣して左右に揺れ始めました。
・・・・それはまるで老婆が日本人形の右手を振ってるかのように。
実際に私、龍は、霊感がありませんが、何度も同じような心霊体験をしたり夢を見る場合は、親族の霊であることが多いようです。
事故の暗示だったり、何かに気づかせようと「お知らせ」しているケースが多いんですね。早めに霊能力者に相談することをオススメします。
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